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結婚式は平和の象徴!?

記事:磯貝剛

 

結婚式の招待状が届きました!

 

コロナ禍になってからは云うを待たず、

それ以前からだいぶご無沙汰でしたので

本当に久しぶりにお誘いいただきました。

 

晴れやかな席への参加はやはり嬉しいものです。

 

コロナによって変化せざるをえなかった事が多くありましたね。

ずいぶん苦労することも多くありましたが、

リモートに馴れることができたり、 衛生に対する知識を得ることができました。

これらは良い変化かな?

 

それにひきかえ、

スポーツ観戦、観劇、飲み会などは軒並み中止を余儀なくされました。

結婚式も自粛が相次ぎました。

これらは悪しき変化でした。

 

影響は私たちにもおよび、

結婚式などおめでたい事の自粛により、

かんざしの売れ行きが、ピタリと止まっていました。

 

しばらくの間、かんざしを作った記憶がないほどです。

 

時は流れ、

いち早く再開されているスポーツ観戦や観劇、飲み会などは

既にコロナ禍以前の水準に戻っていると言われています。

 

「元に戻ろう」とする強い力により、抑圧されていた楽しみなことほど

コロナ以前より「尊いもの」と感じることができるようになったように感じます。

この点は結果的には良い変化?にも思えてきます。

 

これに当てはめると、結婚式も再開されているようだし

かんざしも動くのでは!と期待してしまいます。

現金なものです。

 

今月末にお世話になる百貨店の呉服売り場の担当者からも

「結婚式の再開に伴いかんざしの問い合わせが多いので

取り揃えていらしてください!」とのことですので 余計に期待してしまいます。

 

自分にも結婚式のお誘いをいただいたくらいだから

まんざらでもないかも!

 

そんな兆しの中、

久しぶりにかんざし用のとても貴重な白甲を 切り始める私なのでした。

 

やっぱり平和が一番ですから。


Strange Becco in BIG SITE

ビッグサイトでの「インテリアライフスタイル」という展示会に参加してきました。

元々展示会で何をしていいか分からずビッグサイトは大嫌いな場所でした。

 

基本的にはいわゆる「B to B」出展社が卸先と出会う場。

自分もそのスタンスで参加しなくてはいけない?

 

ここにそもそものずれがあるのです。

我々ベッ甲イソガイは作り手だてら、試行錯誤ショップを運営して

顔が見える形でお客さんにべっ甲の良さを紹介したい!

そんな思いで日々仕事をしているので、

やはり展示会は苦手、、、、

でもたくさんの人がやってくる、、、、

 

 

年を重ねた効用か?

展示会自体が自由になってきたのか?

 

考え方をかえて「べっ甲という素材の素敵さ」を伝える場所にしてしまおうと、

昨年から「strange becco」を始め、一変。

 

こわごわと遠目から見ている方もいつの間にか、

作品と、説明でべっ甲の魅力に引き込まれる楽しい展示。

 

支えてくれるチームの皆にはとてもとても感謝です!

 

 

広いビッグサイトの会場の中で一番目立っていたブース。

めちゃくちゃ楽しい展示会でした。


たまの店番

 

 

記事:磯貝剛

 

とうとう5月ブログを更新できませんでした。

 

せめてもの罪滅ぼし、

眺めてキレイな写真を冒頭にお届けしました。

 

最近の私事はというと、製品の開発は元より、

店外でのイベントや各種打ち合わせ、経理作業の確認、他他

引き続き雑用の日々ですがそれなりに楽しむようにしています。

 

とはいえ、冒頭にご紹介させていただいたごとく、

ベッ甲イソガイの店舗を構えさせて頂いている

亀戸も浅草も共に、とても魅力的な街です。

 

庶務で忙しくなればなるほど、

思わず過去店長をさせていただいていた日々を強く思い出してしまいます。

 

 

 

朝の8時ごろ店舗に到着して

「ガラガラ」と扉を閉めた時、

ガラス越しに台風一過の青空を確認。

 

そこには亀戸天神社の鳥居が

空と対比した「赤」で存在を誇示しているようでした。

 

気が付けば置こうとしていたカギを握りなおし、

導かれるごとく亀戸天神社の境内に入って行きました。

 

思わずシャッターを押したのは

過去幾度となく写真を撮ったお気に入りのアングルたち。

 

かつては雨の日も凍えるような日も、

店への通勤路としていた神輿蔵が立ち並ぶ小径。

池波正太郎にはまっていた若いころは雰囲気がたまらなく

なり、幾度もたたずんでいました。

 

心字池越しに社殿が望める場所も好きです。

時期には菖蒲が咲いたり、

ライトアップした藤棚越しの社殿もとても壮観です。

 

梅雨には紫陽花と太鼓橋。

私らが店舗を開店した当たりの時期に全面敷きなおした石畳。

菅原道真を見守る丑。

口から手水を提供する亀。

 

そして何百年も人々を惹きつける神々しい社殿。

 

一日の最高のスタートが切れた

梅雨前、6月の一日なのでした。

 

 

 

 


身近な政治家

「区長!先日うちの店に寄ってくれました?」

思わずこんな感じで喋らせてくれるのがうちの区のボスでした。

 

16年ものとても長い在任期間を誇るのが

先日まで江東区区長だった山崎孝明さん。

 

政治に興味があるわけではない私なのですが、

山崎区長には何だか身近に感じさせてくれる魅力がありました。

 

昔 石原都知事の時代に「全国首長会」が開催され、

日本全国の知事や市長などが集まりました。

 

べッ甲イソガイは「東京の魅力の紹介」として

会場の一部に引っ張り出されました。

 

私は「場違いか?」と斜に構えた面持ちで

師匠の付き人でブースにいたものです。

 

そこへ突如。

私でも分かる有名人、石原都知事をつれて

「うちの区、江東区からべっ甲の紹介に来てるんだ!」

と山崎区長が登場しました。

 

とにかく熱心。

 

他の首長たちを押しのけて石原都知事を独占し、

うちの紹介をしてくれました。

 

その後、区内のビッグサイトでのイベントで

お見かけするのはもちろん、

役所のエレベータで偶然乗り合わせたりしました。

 

そのうち「おう!亀戸天神前のべっ甲屋。」

と認識してくれるまでになりました。

 

私は特に要望をぶつけるとかしたことはないのですが、

とにかく「いち事業者」をちゃんと認識して

くれていることに感動を覚えました。

 

その山崎区長の訃報を認識したのが今日の朝。

 

何だかとても寂しく感じました。

 

もう一度「おう、べっ甲屋!」と声をかけて欲しい。

 

行政の長が目を配ってくれているというだけで、

どれ程安心感を感じられるか!

 

政治の役割って本来こんな安心感を与える事なのでは?

と、改めて偉大さを感じてしまうのです。

 

 

ご冥福をお祈りします。


プロの仕業?

「イギリスの子供たちの間で大流行!」という触れ込みで

日本にも持ち込まれたのが約20年前。

 

試しに読んでみたら、あっというまに引き込まれてしまいました。

「ハリーポッター」シリーズ。

 

作者のJKローリングさんは今思い出した記憶だと

シングルマザーで、子育てしながら物語を書き上げて

作品が世に出るや、あっというまに人気作家になったという話でした。

 

おじさんになるにしたがって忙しく日々を過ごしている中、

私の娘にも「大流行!」の波は訪れていたようで、

休みの日は何度も何度もDVDでハリーポッターの作品を鑑賞しています。

 

昨年より赤坂周辺で話題になっている

「舞台 ハリーポッターと呪いの子」もいち早く自分のバイト代で見に行き、

親にも「素晴らしかった!!」と進めてくる熱狂ぶりです。

 

演劇はほとんど見ることがない私なのですが、

色々な情報を総合するだに、これは「本物」。

 

という事で見に行きました。

「舞台 ハリーポッターと呪いの子」

 

役者の魅力は元より、

「音」と完全にシンクロした「演出」により

「パッ」と場面が変わります。

 

全ては総合されてスピード感や空気感、感情が表現されています。

 

リアルタイムで見ているはずなのに

「いいところだけ」を編集しているように見えてしまう

恐ろしくものすごい?感覚を味わいました。

 

すごい完成度のエンターテイメントを見せつけられた気分です。

 

たった一人で書き始めた物語から

ものすごい人数のプロフェッショナルが携わるプロジェクトになり

世代を超えて、想像を絶する数の世界中のファンがそれを待ちわびます。

 

 

きっとハリーポッターを好きな人が集まったからこうなったんだなあ

 

プロの仕事ってすごいな!

 

そういえばWBCも同じ事がおこっていたなあ。

 

「そんな仕事がしたいなあ。」

と心から思った春。

の一日なのでした。


銀座名匠市

「楽しかったなあ」

と振り返りつつ書いてみます。

 

日本全国から100の工芸品のつくり手たちが集結!

「銀座名匠市」

 

名匠市は、毎年行われている全国の伝統工芸品が集結する

大きな祭りのようなもので、昨年までは池袋でしたが

今回から銀座に会場が移りました。

 

そんな経緯から、宣伝の段階から結構面白い試みを仕掛けていました。

 

銀座の地下にはズラリと伝統工芸品と特大ポスターが並びました。

 

今風のイベントのwebサイトも立ち上がり、

次々と新しいお知らせがアップされました。

 

今までとちょっと違うイベントの組み方にワクワクとしている最中。

バイヤーさんより「ちょっとした相談が。」ありました。

 

イベントでは「作家くどうれいんさんにプレゼン対決。」

という企画を行うそうで、その協力を!という事です。

 

初日の目玉イベントのひとつで、2人のバイヤーがくどうさんに向けて、

好みそうな伝統工芸品を提案する。という企画です。

 

くどうれいんさんは芥川賞の候補になった程の作家。

しかもお若い。

 

旬の才能に、少なからずべっ甲を認識してもらえるチャンスです。

勝手に親近感が沸き、小説とエッセイを2冊ほど読んでみました。

 

小説は「氷柱の声」という東日本大震災を題材にしたもの。

被災者でもある作者が人々からの取材をもとに、

小説という形で報道とはひと味違う震災の一面を

伝えようとしているように感じました。

 

エッセイは「虎のたましい人魚の涙」を読んでみました。

私のようなおじさんが感じえない、若い娘の日常の心境などが面白くって、

あっというまに読み終えました。

 

エッセイのなかには芥川賞にノミネートされた時の苦悩や

潔さなどを描いたお話もあり、作家も我々と同じく「作り手」だなあ

と勝手に感じました。

 

本題のバイヤーのおすすめ対決では、

どうにかべっ甲のアクセサリーを選んでいただけたので、

それは嬉しい思いをさせていただきました!

 

イベントを聴きに来たお客さんたちは一様に

工藤さんのファンたちなので、なんだか華やかです。

 

おそらくイベントがなければ会場にはきっと来なかったと思われますし、

新たに伝統工芸に触れていただくという目的はしっかりと達成できた様子です。

 

工藤さんには我々江戸鼈甲のブースにも立ち寄ってきてくれて、

サンマの形をしたかんざしや、ORIGAMIのピアスを手にして

「かわいい!」と楽しんで見ていただきました。

 

自分もべっ甲という工芸品の「プロ」ですので

こういう光の当たるキラキラした舞台で人々の目に触れることは感無量でした。

 

今回は特に気合入れてブースのほとんどを自分が作ったべっ甲を並べました。

これは私なりの作り手の意地。

 

楽しかったなあ。。


亀戸 朝さんぽ

記事担当:磯貝剛

 

寒い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか?

 

朝、布団から這い出すのに一苦労。という程の寒さですが、

私は相棒の愛犬のおかげもあってほぼ毎日散歩しています。

 

「えいやあ!」と起きてしまえば何とかなるもので、

外に出ると胸いっぱいに新鮮な空気が吸えて

なんだか得した気持ちになります。

 

散歩道は気ままに日替わり。

先日は亀戸天神社に足が向きました。

 

「はー!こんな時期か。」と思える光景と出会えました。

 

とても天気が良かったのと、

ポケットにスマホが入っていたので朝から激写してしまいました。

 

 

鈴なりの絵馬に

「受験生がんばれ!」と、おじさんはなんだか興奮してしまうのです。

 

 


ヒルナンデス!に写ルンです?

記事担当:磯貝剛

 

 

今回はベッ甲イソガイの取材というより、

「たまたま亀戸を散歩していて」というゆるい取材です。

 

なので私は出しゃばらず、亀戸店の店長ならではの対応となりました。

どんな放送になるのか?は私も楽しみ。

 

「2月3日(金)のヒルナンデス!」
羽鳥&真麻&岩本アナ軍団アポなし旅
■日本テレビ
■11時55分〜13時55分

 

 

 

 

 


こいつは春から

記事担当:磯貝剛

 

2023年1月13日。

ベッ甲イソガイでは今年初めの朝礼を開催しました。

 

店舗担当の各店長たちは声をそろえて

「ここ数年で一番人出のある正月だった!」

と嬉しそうな声を上げていました。

 

まあ、まだもろ手を挙げて、人の出を喜ぶ局面までは

来ていないのかもしれませんが、 人通りもまばらな

浅草や亀戸の正月を思い出すと

賑やかさもすこしは歓迎したくなるものです。

 

私はというと旧知の方にお誘いいただき

はじめての場所へ出張をしてきました。

 

物産展は10数年ぶりだったので、懐かしさと不慣れで、

とても勉強になる1週間となりました。

 

帰って来たらきたで、以前から仕込んでいた案件に加えて

楽しそうな新しい案件も突如湧きあがり、

休む間もなくその下準備に突入しました。

その準備中。 久しぶりに亀戸店に立ち寄ってみたら、、、、、、

 

 

「この時期にこんなに梅が咲いているなんて!」 と、

感動してシャッターを押してしまいました。

 

「こいつは春から縁起が良いや!」


TBS THE TIME,

記事:磯貝剛

TBS 「THE TIME,」にちょっとだけ出演します!

 

■「目覚めのいい音」というコーナー

■12月21日㈬ 朝6時9分頃

 

写真のネックレスを「ギコギコ」、「シャカシャカ」、「ジュー」、、!

たくさんの「音」が出る作業を撮って頂きました。

 

 

取材という事で撮影用の段取りを整えるのと、

ちょうどこのネックレスが欠品していたので

一石二鳥的に作業の進みが良かったです。

 

結局かなりの時間撮影したけれど、

このコーナーの放送時間は「1分」。

 

ギュギュっと。どんな編集がなされるのか?

とても楽しみです。

 



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浅草・亀戸べっ甲職人の店「ベッ甲イソガイ」のオフィシャルブログです。

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