| blog top |

楽しい!全国の伝統工芸


記事担当 磯貝剛

「もの作りは面白い!」
と再確認できるイベントとなってます。

只今全国から伝統工芸が新宿 小田急百貨店に集結してます。
その多くが作り手自身が販売を行っていてとても居心地良いです。

こんな時期ですので各産地の皆さんもだいたい一人での参加。
だからその伝統工芸品を語るときの説得力がとてもあります。

勿論代々続けている工房が多いようですが、
中にはその工芸品に魅了されて、新たに伝統工芸の道へ入った方も発見しました。

代々続けてやっている工房でも、それにあぐらをかかず
新しい試みの秘密話をしてくれたりする方もいて
誰と話しても刺激的で面白い!



東京のお隣 千葉 房州から「うちわ」の作り手がやって来ていて
私ら「江戸鼈甲」 の目の前で実演をしています。

まずは材料選び、
節と節の間隔が長くて太さが1〜1.5センチ程度で
傷がない竹を竹林から切り出すそうです。

実演では節の長い竹を等分に割いていき、
裏側の皮を丁寧に削って薄くしていきます。

割いた竹を互い違いに仕付けていきます。
とても美しい状態です。
そうするともはや単なる「うちわ」には見えなくなってきます。

ひと扇ぎしてみると、手作りの良さから普段使ってるうちわとの
風と全然違うから面白い。

あと数日で終わってしまいますが、もう少し楽しい発見をして帰りたいと思います!

亀札

記事担当 磯貝剛

素材が亀の甲羅であるべっ甲ですので
やはり「亀」モチーフの人気は高く
店内には色々な亀が並んでいます。

なかでも最新のお品がこの「亀札」です。



色合いがキレイに出るためと、
カードとして凸凹しないために
甲羅は極限まで削り込みました。

亀さんに対する尊敬の念が有り余っている
私ですので、いつでも身近に使えるよう
お財布に入るようなカードタイプにしました。

そして「縁起はとにかく詰め込もう!」と考え
亀さんからのご利益は「金運長寿」!



言わずと知れた「鶴は千年亀は万年」。
この長寿の縁起にひとひねりして
花札の「松と鶴」の札のモチーフを
思いきって亀にしてしまいました。



こちらの面の上のところ。少しだけ勉強し、
探しあてたのが「亀」の梵字がありました。

シルエットも何となく亀を思わせるし
ようやく探しあてた初めて見る文字に
妙な高揚を覚えました。

「亀は足が遅くてお足が財布から出ていかない
だからお金が貯まる。」
そんな験担ぎが古くからあり
人々にもてはやされているのが銭亀。
こちらのご利益も勿論詰め込みました。

真ん中にはやはり亀の甲羅よりありがたく
お作りさせて頂いた亀さん。

お財布に忍ばせたり、神棚に飾ったりご利益頂いてみて下さい。



ご要望をカタチに!


記事担当 磯貝剛

メガネ仕上がりましたよー!

今回はちょっとリーズナブルなチタンとべっ甲を組み合わせたメガネです。
テンプルをできる限り長くべっ甲で作りました。

当工房としては結構枚数が仕上がりましたので早速各店舗へ持って行きました。





こちらは結構沢山のお客様より「作ってよ!」
とお声をかけて頂いていた品物。

おそらく毎日でもご愛用なさるアイテムですので
その耐久性を保つ、とてもとても試行錯誤して完成までこぎつけました。

この仕上がりに作り手自身も大満足です。
しかもこの工法を使って「あんなものやこんなのもの」が作れる!
と次の製作の興味にもつながりました。

他にも沢山のお客様にご要望を頂き、
沢山の新しいアイテムを作ることができました。ありがたい限りです。

どれも試行錯誤して楽しく製作した品物です。
皆さんにお披露目したくてウズウズしています。

順次店舗にも並べて行きますのでお気軽にお立ち寄りください。

また、「こんなの作れない?」といったご要望大歓迎です。
店舗でも、ネットでもお気軽にご相談ください。

共同製作者

記事担当 磯貝剛

昨日まで作れなかったものが、ちょっとしたひらめきから
何かを手繰り寄せるように作れるようになることがあります。

私の場合そんな時に師匠や兄弟が一緒に作業していることが多く、
「ひらめき」の事を話すとほぼ100%肯定してくれるので
製作のモチベーションがとても上がります。

べっ甲は天然素材ですので何を作るときにも試行錯誤が必要となります。
「ひらめき」を形にするべく、どんな道具を使おうか?
どんな工程が必要か?どんどん試していきます。

そうした地道な研究のような工程に挑むときに、
背中を押してくれる隣人の存在はとても重要で
存在自体がすでに共同製作者といえるのです。

最近要望をぶつけてくれるお客様がとても多く、
今までに作ったことのないものに挑む機会が増えています。

製作のペースを掴むためにも共同製作者の存在が重要となる局面ですが
最近は



この方が工房の新人クンです。

新人クンは若いので普段は「遊んで!遊んで!」
と頻繁に誘いをかけてくるのですが、空気を読むのだけは一流で
「ひらめき」を形にするべく作業に没入している私を尻目に
椅子の上でゆっくりと昼寝をはじめます。

私の集中力が切れたときちょっとおしゃべりに付き合ってくれますし
居るだけで監視されているようで、手を抜くことも
せず作業を粛々とすすめる事が可能となるのです。

そういう意味で新人クンも立派な共同製作者と言えるのです。

しかし最近は良く工房に顔を出してくれるなぁ。
と、思っていたところ。

新人クンのお目当ては梅雨の雨をしのぐべく、
工房の窓から見えるお隣の家の軒の下にやってくる猫さんを待ちわびていたようです。

ということは猫さんが雨宿りに来なくなったら、、、
私の共同製作者はどうなるのでしょう?

最小(?)サイズの指輪

記事担当 亀戸店店長 磯貝克実

6月になり例年よりかは少し遅い梅雨入りになりましたが、
皆様いかがお過ごしでしょうか?

亀戸店は先日私が留守中に若い女性が当店ロングセラー商品の
琥珀玉が付いた、べっ甲リングを気に入ってくれたとの話を。

しかし、その女性の指のサイズは6号との事で……



これは若い方にも付けてもらうチャンスだと思い急いで製作することに。

出来上がり後、注文女性すぐに来店 無事指におさまり喜んで頂けました。

べっ甲は中高年の方のイメージがあるかと思いますが、
当店では若い方にも選んで頂けるアクセサリーも多くありますよ。

ジメジメした時期ですが、気持ち的にも気分をかえて梅雨を乗り切っていきましょう!

ステイホーム中のモノ作り


記事担当 磯貝剛

べっ甲とガラス玉を組み合わせた 玉かんざし。

ガラス玉は蜻蛉の目玉にかけて「トンボ玉」とも呼びます。
風景を写し込みながら飛び回るトンボの目玉のように
色とりどりのキレイな素材です。

作り手から仕入れてしばらく仕舞いっぱなしだったものですが、
「キレイだね、これ!」とステイホーム中の娘の目に止まり
陽の目をみました。

ガラスは少し重さがある素材ですので、べっ甲は少々厚め仕上げました。
足の部分もカキという先端の部分もひと捻りしました。

玉の大きさや色合いがそれぞれ違うので、大きな玉には長い足
を合わせたり、「明るいガラス玉にはこのべっ甲の色かな?」と、、、



この作業は娘たちがやってくれたので、より女性目線の仕上がりになったようです。


同じものが2つとないしあがりのかんざしたち。
作るのが楽しい!!

面白いモノ作りでした。

お家でスケッチ

記事担当 磯貝剛


私の場合、心に少し余裕があるときにデザインが「!」と思いつく時があります。

「!」が来たらどんな不細工なスケッチでもそのイメージをノートに描いたりします。

思いついた「!」が、なんとなく描けたらその「落書き」とも呼べるスケッチをもとに清書します。

以前は「何かデザイン考えなきゃ!」と勢い込んで紙に向き合ったものですが、中途半端な意志で紙を汚すのが惜しくなり白紙のままでその作業を終えたものです。

そのうちイメージを残すスケッチはメモやいらないコピー用紙の裏面とかの方が描きやすい事に気がつきました。

冒頭のサーファーのスケッチは始め、非常口の表示燈の走っている人を見たときに「!」がきました。

それを見ているうちに自分がつけたいと思うデザインがまた「!」と来てサーファーにたどりつきました。

何か良いものを拾ったような感覚で、出来上がりを妄想してワクワクしました。

先日シンガーソングライターの星野源さんが「うちで踊ろう」という楽曲を無料配信しました。

シンプルなメロディーをギターの弾き語りしています。

それにコーラスを重ねたり、曲に合わせてダンスをしたり、派手なエレキギターを乗せたり。しまいには安倍首相が無理矢理な自粛の呼び掛けに使用したり。

こんな時だから起こるコラボを見ていて面白いなと思いました。

おこがましくもこの出来事が何となく頭に残り、作り手としてこんな時に何か出来るかなと、妄想を廻らせました。

そしてたどり着いたのが「お家でスケッチ」という企画。
皆さんの「!」こんなの身に付けたい!というイメージをべっ甲というものでコラボできたらと思いつきました。



サーファーのピントグラム。
外出する日々が戻ったら一緒に出掛けたいなと、平和な妄想が止まりません。

渾身のメガネチェーン

記事担当 磯貝剛

先日のイベント中にたっぷり時間があったので
じっくりと仕上げた品物の出来があまりにもいいので
思わず記事にしてしまいました。


この時仕上げたのが メガネチェーンです。

「自分で使いたい!と思うモノを作る」
が最近の私のものづくりのテーマになっています。

イベント中に「何か作業をしたいな」と考えている際
通常チェーンを組むときに「厚みがありすぎて」
とても組むのに手間がかかりすぎてはじいているものに興味が向きました。

本当に厚味がありすぎるうえに小粒なので
組むのに指先がすぐに真っ赤に腫れてしまうほどです。

実際痛くて一本を仕上がらないうちに
やめようかなと根をあげました。

しかし面白いことに追い詰められると色々と工夫するもので、
企業秘密(笑)ですが分厚いチェーンを柔らかくする方法を発見できました。



滅多に作らない 厚みがある小粒チェーンのグラデーションカラー。
ほんの数本しかしあがりませんでしたが大満足の出来です。



渾身のメガネチェーンは
各店舗やWebでもご覧になれますのでお気軽に見てみて下さい。

クセのないアイテムだから長く使えますよ。




老舗の存在感

記事担当 磯貝剛

三越日本橋本店に今週はお世話になっております。


店内方々に設置されたモニターではベッ甲イソガイ アクセサリー展の
インフォメーションが流されてます。
ちょっと嬉しいことです。


ゆったりと買い物を楽しむ文化がここにはまだあるようです。
私たちもそんな気持ちにさせる製品を丁寧に作らなくては!
と良い刺激を頂きました。

あと数日ですが、目一杯楽しみたいと思います。

べっ甲の市松模様



記事担当 磯貝剛

「べっ甲は接着材無しでくっつきます。」
というのがべっ甲細工の技術を端的に示す、よく使う文脈です。

ですので写真はまさにべっ甲の技術をギュギュッと集約したような製品なのです。

オレンジ色をした「白甲」と、濃いめの茶褐色をした「黒甲」
前の説明の通り接着材なしでつくった「市松模様」結構手間がかかっています。

まずはとても薄い「白甲」を何枚も何枚も切り出します。


同じく黒甲でも何枚も重ね、、、、

同じ厚さの角形棒状に仕立てます。

拙い文章力のせいで大変さがあまり伝わりませんねぇ。
書いている先から気がついてしまいました。(笑)

気にせず続けます。

で、それらに熱を加えつつ圧力をかけて、、、、




しましま模様の板を作ります。

再び棒状に切って、しましまの角棒をつくります。


そして、また熱を加えつつ圧力をかけてプレスします。

すると、

じゃじゃーんと、
「市松模様」が出来上がります。

「べっ甲は接着材無しでくっつきます。」ということを
伝えたくてこんなブログを書いてみました。

なんとなく伝わりましたか?

読み返してみると、ブログをアップするのをためらうほど
工程の困難さが表現できてませんが。(笑)

読んで頂きありがとうございます。


プロフィール

浅草・亀戸べっ甲職人の店「ベッ甲イソガイ」のオフィシャルブログです。

カレンダー

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< September 2020 >>

カテゴリアーカイブ

          

最新記事

月別アーカイブ

リンク集