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老舗の存在感

記事担当 磯貝剛

三越日本橋本店に今週はお世話になっております。


店内方々に設置されたモニターではベッ甲イソガイ アクセサリー展の
インフォメーションが流されてます。
ちょっと嬉しいことです。


ゆったりと買い物を楽しむ文化がここにはまだあるようです。
私たちもそんな気持ちにさせる製品を丁寧に作らなくては!
と良い刺激を頂きました。

あと数日ですが、目一杯楽しみたいと思います。

べっ甲の市松模様



記事担当 磯貝剛

「べっ甲は接着材無しでくっつきます。」
というのがべっ甲細工の技術を端的に示す、よく使う文脈です。

ですので写真はまさにべっ甲の技術をギュギュッと集約したような製品なのです。

オレンジ色をした「白甲」と、濃いめの茶褐色をした「黒甲」
前の説明の通り接着材なしでつくった「市松模様」結構手間がかかっています。

まずはとても薄い「白甲」を何枚も何枚も切り出します。


同じく黒甲でも何枚も重ね、、、、

同じ厚さの角形棒状に仕立てます。

拙い文章力のせいで大変さがあまり伝わりませんねぇ。
書いている先から気がついてしまいました。(笑)

気にせず続けます。

で、それらに熱を加えつつ圧力をかけて、、、、




しましま模様の板を作ります。

再び棒状に切って、しましまの角棒をつくります。


そして、また熱を加えつつ圧力をかけてプレスします。

すると、

じゃじゃーんと、
「市松模様」が出来上がります。

「べっ甲は接着材無しでくっつきます。」ということを
伝えたくてこんなブログを書いてみました。

なんとなく伝わりましたか?

読み返してみると、ブログをアップするのをためらうほど
工程の困難さが表現できてませんが。(笑)

読んで頂きありがとうございます。

べっ甲のジッポーライター

記事担当 磯貝剛

テレビ放送による特需でしょうか?

「じゅん散歩」で高田純次さんがべっ甲ジッポーライターを
ポッケに入れたりする「いじり」をしてくれたおかげで
べっ甲ZIPPOライターの問い合わせがたくさんありました。

ここのところ1年以上欠品でしたが、ちょっとしたビジネスチャンスに
作り手魂に火が付き?ジッポーライター作りにも火が付きました。

いくつかは以前製作し乾燥の段階のものがあったので
先着のお客様にはソチラを納めることができました。

そして、一から作らねば!
となってみると、思いのほか大きい素材が必要です。
「前もこんな良い素材を切っていたんだ。」と感心しつつ
現在の素材事情では相当に惜しい気持ちになってしまうのも事実です。



とはいえ
「とりあえずご注文頂いた分くらいは頑張って切り出してみよう!」
と作業を始めました。



まずは、の最初の難関!
板状の素材を輪につないで木型に入れ込む作業。

神がかり的に上手くいきました。



続いて上板、底板を圧着する作業。
こちらも難関です。

上手くいきました!

これ以降ではそれほど困難な作業はないのでひとまず安心しています。

あとは丁寧に、丁寧に
完成を目指し作業を進めていくのみ!
です。

べっ甲の鳥獣戯画展

記事担当 磯貝剛

銀座での展示販売に始まり、大阪、福岡でも大好評の
べっ甲で作った鳥獣戯画の品々。

欠品していた動物たちを製作し、ようやくベッ甲イソガイの店舗で
フルラインナップを揃える事ができました。

展示の仕方は手探りですが、少し美術館の雰囲気を意識した
ゆったり感のあるものにしてみました。

鳥獣戯画 第一巻の複製を長く広げてみました。
約千年も前の人々の面白がりを感じて頂けたら嬉しいです。

店舗内だと、どう頑張っても広い展示スペースを確保出来ないため
ずっと「どこで広げたら見映えるか?」と考えていたのですが
ぴったりの場所を発見しました。(笑)


【べっ甲で作る 鳥獣戯画展】
■ベッ甲イソガイ 浅草店 横のウィンドウケース
■夏の間は展示予定

高山寺公認のお墨付きを頂けた事で
思いきって展開がしやすくなりました。

日本一敷居の低い美術館。
お気軽にご覧下さい。

着物文化っていいなあ

記事担当 磯貝剛

泣きごとではありませんがべっ甲の製品は
かなりの時間を要して完成させます。

確かに現代では仕上げの磨きなどは
バフモーターなどを使いますが、
切ったり削ったりは、糸のこややすりなどで
行いますので基本的に手作業です。

古くから変わらずとても手間のかかる工芸品です。

そんなべっ甲の製品の中で、最も昔からの形を
残しているのがかんざしです。



べっ甲の製品としては結構大きな部類のアイテムですので
やはり仕上げまではかなりの時間を使います。

日本でも洋服の文化が当然となってますので
着物をお召しになる方も少なくなり、
かんざしなども使う人がいないのでは?
とよく言われます。

確かに街中では頻繁に見かけることは皆無ですし、
私などは自分では自在に着ることができないですが

歌舞伎座やデパートの和関連のイベントのときなどは
華やかに着飾った着物の方をたくさん見ることができます。

着ること自体にも手間がかかる着物を
颯爽と着こなす優雅な姿を見ると
日本の良い文化だなあとうっとりします。

嬉しいことにべっ甲のかんざしは
そんな着物姿を彩る役割を果たせるのです。

ここ数週間ベッ甲イソガイの店舗では
結婚式で使用するためのかんざしを探しに
来る方(花嫁花婿さんのお母様)が大変多く、
そんな日本のいち風景を彩ることに喜びを
感じて接客をしています。

着物文化っていいなあ。



海外へのPRについて

記事担当 磯貝剛

今回のNHK海外向けメディアの出演

東京でのオリンピックが決定し、
実際多くの外国の方々の来日が加速して
増加しています。

日本をPRする またと無いチャンスです!

ところがべっ甲はワシントン条約の規制対象のため
海外へ持ち出す事が出来ないので
この気運が高まれば高まる程ものすごく
疎外されている気持ちになります。

さらに令和という時代に入り
日本の伝統の美しさを内外にアピールしよう
という気運がもっと高まっていく感じです。

ベッ甲イソガイではその名の通り、
主にべっ甲の製品を作っています。

べっ甲は日本において長い歴史があり、
国指定の伝統工芸品でもあります。

ですので日本のひとつの魅力である事を
常に誇りに思って、もの作りをしています。

確かに今は海外へ持ち出しが出来ませんが
べっ甲の作り手として、文化の紹介をしたい!

目立って何かトラブルを起こしてはいけないと
オリンピックが決まってからはのこの数年は
よりワシントン条約を意識して海外の方への販売を行わず、
店舗でもワシントン条約の件の表記をしています。

ずーーっと海外向けのメディアなどの
PRでさえ我慢してきました。

勿論引き続きワシントン条約などの法令は遵守しますが、
あまり臆病になって海外の方へのPRまで遠慮するのは
やめにしようという気持ちになりました。

「べっ甲」も日本の伝統工芸品です!

日本の悠久の歴史の中で愛でられてきた素晴らしい文化のひとつ。
きっと海外の皆さんも感銘を受けてくれる美しさがあるはずです。

などといった事まで考えつつも、作り手の我々は、
日々粛々と もの作りに励むのが本懐なのです。

出来上がった製品たち



記事担当 磯貝剛

出来上がったら早く誰かに見てもらいたくなるものですが
検品して、値札付けしてから商品管理の作業などするので
結構時間がかかってしまうのがベッ甲イソガイの現状なのです。

が、出来上がっている製品たちがゴールデンウィークをまたいで、
そのあと店舗に並べても作った甲斐がないなあ、と思うわけでして。
今回は段取り良く商品出しの作業を進めてみました。


少し大きめのペンダント。

気軽に使えるように長めの革ひもをセットアップしてのご提案です。

こちらは浅草店にてちょっとお得な価格にていくつか販売してみます。
気になる方はお気軽にごらんになりに来てみてください。


不思議な模様のものは「水もく」というべっ甲の自然な柄です。

もともとは削りとってべっ甲本来のまだらな模様を生かすのですが、
意外とお客さんからの「うけ」が良いので少しずつ作る数が増えて行きました。

今回は人気の「semplice」というシリーズのデザインを取り入れた
ペンダント、ネックレス、ピアス&イヤリングなどを作ってみました。

浅草も亀戸もぶらり散歩に最適な街です。
是非ベッ甲イソガイにもお立ち寄りください!



時間のゆとり

記事担当 磯貝剛



この数週間は工房にいられる時間が多いので
前から作りたかった品物やお客さんからの要望があった
品物などじっくりと製作しています。

写真は「べっ甲の水玉模様」。
水玉模様をべっ甲の白甲と黒甲で表現してみました。
この際接着剤など一切使用しないでくっ付けるのが
べっ甲細工の腕の見せ所です。

やってみるとやはり時間がかかる作業ですので
今回のように時間にゆとりがないと、取りかかる
ことすらままならない品物なのです。


色合いキレイなピアスやイヤリング。


茨布甲と呼ばれるべっ甲の自然な模様を最大限活かして仕上げた
ブローチペンダント。

このような何気ない品物もお客様からの要望を思い出して
ひとつひとつ丁寧に仕上げられました。


このネックレスは前面をべっ甲で、背面を革ひもで仕立てました。
カジュアルに使う場面では私も革ひものものを使っているので
一度しっかり作り込みしてみようと思っていた品物です。

発売間もないのですが、「テストで製作した数量はもう少しで無くなる」
との報告を店舗から聞いて嬉しくなりました。

時間のゆとり。
やっぱり必要ですね。。

イベント 無事終了



銀座でのイベント「絵巻物の動物たち」 無事終了しました。

やはり鳥獣戯画のファンが多い事の確認にもなりましたし
べっ甲素材での再現に驚く方も多く、またひとつベッ甲イソガイの
魅力的なラインナップとしてデビューさせる事ができました。

これからこのシリーズを大切に育てていけたらと思います。

まずはお礼までに
沢山のご来場ありがとうございました。


絵巻物の動物たち

記事担当 磯貝剛

コロコロ転がるように忙しく準備をすすめてきた新シリーズ
「絵巻物の動物たち」。

国宝の鳥獣戯画をモチーフにべっ甲で作り込みをすすめてきました。

とうとう来週にイベントが迫ってきました。



「絵巻物の動物たち」
■会期 2月27日(水)〜3月5日(火)
■会場 松屋銀座7階和の座ステージ

国宝に指定される「鳥獣戯画」はむかしむかしの日本人の
「遊び心」を今に伝える絵巻物です。今にも動き出しそうな
その動物たちを、しなやかで艶やかなべっ甲素材で1つ1つ
丁寧に表現しました。愛らしい仕草の動物たちを日々の装いに
プラスしてみませんか?

また、ベッ甲イソガイ浅草店、亀戸店でも販売を開始します。





松屋銀座、浅草店、亀戸店で同時開催。
お気軽にお立ち寄りください。


プロフィール

浅草・亀戸べっ甲職人の店「ベッ甲イソガイ」のオフィシャルブログです。

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