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ギフトショー 2019春



記事担当 磯貝剛

今日設営してきたのが 東京ビッグサイト
で行われる「ギフトショー」。

毎年この時期の恒例で参加させて頂いているイベントで
今年のベッ甲イソガイがどんな感じに展開するかを
お披露目する場になってるかんじです。

今回は江東区の「江東ブランド」のブースに参加します。

スープストック東京の運営母体であるスマイルズさんが
会場のディレクションしているのでひと味違う楽しいデザインの
ブースになってます。

ベッ甲イソガイの今年のテーマ「絵巻物の動物たち」に加えて
「うちの工房ではこんな事も出来るよ!」という会話の糸口のような
展示方法も新鮮。


ベッ甲イソガイと江東区のPRの場として、
明日から4日間楽しい会話が出来ると良いなあ。。

ギフトショーにお越しの際は
東7ホール 江東ブランドのブースにもお立ち寄りください。

鳥獣戯画の著作権 つづき

前回「鳥獣戯画の著作権」からの続きです。

東京と京都の距離は500キロ。
近いようで遠く感じたりする絶妙な距離です。

「そうだ京都行こう」という気になれた人だけが
「来てみると意外と近いね」という感想を
共有出来たりします。

今回の私の京都行きは突き動かす力が
とても強く、ものすごく近く感じました。

という事で京都に来ました!!


といっても、いつも訪れている京都市内とは
全く趣が違う山寺。

お寺のある山の、下にクルマを停めて徒歩で
入山します。
何度も何度も深呼吸してしまう程美味しい空気。
感動のまま高山寺にお邪魔しました。

国宝の石水院。
童子の木像がお出迎えしてくれます。


明恵上人。
寺を開山したとても才能のあるお方だそうです。


そして鳥獣戯画の絵巻物!
実物は国立博物館にあるそうで複製ですが
ここで拝見すると、ありがたさもひとしおです。


突然の訪問でしたが
「30分ほどお待ち頂ければ執務長が
会います。」とのお言葉。


こんなに良い所ならいくらでも待たせて頂きます。


そしてようやくお会いできた執務長は
高山寺の成り立ち、鳥獣戯画の展開について
など、とても楽しい語り口で話してくれました。

なかでも高山寺を開山させた明恵上人の
英傑ぶりや、たぐい稀なる魅力を語る時の
真剣さは、こちらも引き込まれてしまいました。


本題のべっ甲での鳥獣戯画製作の段になり、
ベッ甲イソガイで製作している品物を見せた
ところ執務長の見る目が変わりました。


べっ甲素材の上質さのおかげで執務長も
とても気に入ってくれたようです。

お寺への来訪者の大きな呼び声がなければ
いつまででも途切れることがないと思われる
ような楽しい語り合いでした。

気が付けば1時間以上お邪魔していたようで
そろそろお暇を。。

めでたくも鳥獣戯画の使用許可証を頂きました。

高山寺 知れば知るほど面白いお寺です。




鳥獣戯画と著作権

記事担当 磯貝剛

「鳥獣戯画って、著作権とか大丈夫ですか?」



昨年末よりせっせと製作に励み、ベッ甲イソガイの2019年の主題に据えるべく
準備をすすめているのが鳥獣戯画をモチーフとした品々。

準備も追い込みに入ったある日に、「その言葉」は投げ掛けられました。
前回のブログを書いた次の日位でした。

私の昔の作品に対する知識は版画職人に聞いたことのある
「作者が亡くなって50年で著作権は消滅する」というものがベースにあり、
今年やろうとしている鳥獣戯画に対しても、割りとその程度のスタンスでいました。

だから鳥獣戯画モチーフのべっ甲を製作して
販売する事に対しても全く問題ない。との認識。

でもその言葉を耳にしてあらためて調べてみると
鳥獣戯画を所蔵している高山寺さん(原版は国立博物館)では、
まつわる販売物に対しての認定を行っているのが分かりました。

発見した情報では、無断で販売を行い、トラブルになることもあったようです。

要するに、私がやろうとしていたまんまでいくと、
高山寺さんから「勝手に鳥獣戯画を使って!」と、
怒られる可能性が出てきたわけです。

知らぬが仏でしたが、知ってしまうと無断での鳥獣戯画モチーフの製作
そして販売がとてもまずいことのように思われてきました。

ここまで準備してお蔵入りか??

続きは近いうちに書きます。

絵巻物の動物たち



記事担当 磯貝剛

ベッ甲イソガイの今年のテーマは鳥獣戯画。
「絵巻物の動物たち」という題名で提案することになります。

今回は少しだけ美術のお勉強(笑)。
私の知ってる鳥獣戯画の解説をさせて頂きます。

この絵巻物、実は国宝なのです。

京都の高山寺に伝わる 甲、乙、丙、丁の4巻で構成された
墨絵で楽しそうな動物たちを、擬人化して描かれたものです。

時期は平安から鎌倉時代、4巻それぞれ別々に描かれ、
高山寺に揃ったものをまとめて鳥獣戯画と呼んでいます。

それぞれ作者も違うので甲、乙、丙、丁で作風も違います。
一般に目にするのが甲巻でして、多分に漏れず私も甲巻に魅了されました。

ウサギ、カエル、キツネ、サル、ネコが人間のような喜怒哀楽の感情をもち
活き活きとした躍動感のある格好で遊びまわります。

千年近い昔の人々もこんな楽しげな妄想が出来たことに感動します。

このようなものをモチーフにべっ甲ならではの表現ができたら面白いなあと、
製作に乗り出したのです。


今年のテーマ

記事担当 磯貝剛


昨年は「quartetto」と題してベッ甲イソガイの四人の作り手に

焦点を当てる活動を1年通して店舗や百貨店などで行いました。



いまやベッ甲イソガイにはなくてはならないシリーズまでに成長した

sempliceやsketch、contour chocolateなども毎年行っているその年のテーマがスタートでした。



毎年のテーマを持ったPRはその準備にかなりの労力を要します。

作品作りはもとより、ベッ甲イソガイの内部でも意思の整えも重要です。


初めはピントきていなかったベッ甲イソガイのメンバーたちも

自分たちの「味」を示すことのできるこの行いにはかなり理解を示してくれて

年を追う毎にスムーズになってきました。


という事で今年は

「絵巻物の動物たち」と題して、国宝鳥獣戯画をモチーフに作品の提案を準備中です。



準備していると面白いもので、

知人や切り回しをしたべっ甲を見たお客さんや、ひいてはテレビの取材の方々など

続々と興味を持って頂いてます。


作りながら「さすが国宝」と恐れ入っているところなのです。


店頭などでのお披露目は2月末を予定してます。

順次情報を発信させて頂いてますのでご覧頂ければ幸いです。





擬人化する動物


記事担当 磯貝剛

我が家には半年前から新しい家族として犬が同居しています。

もともとネコ派だった私も、世に言う犬の魅力に引き寄せられてしまい
夜寝るときなど一匹で哀しそうに見えるときなどは
すぐ隣の部屋に布団を引いて寝てあげたり
事あるごとにブラッシングしてあげるまでになってしまいました。

作業の合間に連れて行かざるを得ない散歩なども、
自分のリフレッシュにもなって喜んでいる次第です。

動物にも嬉しい、悲しいの感情があり、身近に接していると、
「今の会話の意味分かってるよね!」という反応を目にしたり、
誰も居ないときにゆったりくつろぎながらテレビでも見てるんじゃないか?
と、ワンちゃんを擬人化して思ってしまう事が間々あります。

飼い主の勝手な願望なのですが、そうだったら面白い
と皆が思っていることなんだと思います。

それは昔の人々も一緒で、巻物や浮世絵でも描かれていたりして嬉しくなります。






密かに作品作りにも活かそうかと思案中なのです。

作り手のご縁



記事担当 磯貝剛

「楽しんでものづくりをすること。」

現在ベッ甲イソガイでは父を筆頭に兄弟3人がべっ甲作りに励んでいます。
ありがたい事に皆、楽しんでものづくり出来ているようです。

べっ甲の業界は、特に材料の問題がありこれからどうなるのか
業界全体が慎重に舵取りしながら進んでいるという状況です。

業界自体がこういう状況なので、
運良く(?)、師匠の父の元、兄弟3人がべっ甲作りをしている我々は、
しばしば「能天気」と、とらえられる事がありました。

冒頭のイラストは、美術大学で絵の勉強をした若い女性に描いて頂いたものです。
コンピューターを使って絵を描いていく技法があるそうで、
説明してもらった時は「フムフム、そうやって描くのか。」と頷いていた私ですが、
実際どうやって描くかは全然理解できていません。

私以外のベッ甲イソガイの作り手とは会ったことが無いにも関わらず
何となく各々の性格まで滲み出ている仕上がりです。

しかも何よりも「楽しんで、ものづくりしている」感じがよく表現されています。

餅は餅屋。
と言いますが、その道の人に委ねでみると、
やはり自分の想像したものを上回ります。

秋から冬にかけ、来年の支度に焦りを感じている私は
このイラストのように楽しんでものづくりしたい!
と、改めて思ったところです。


リビングのイベント



記事担当 磯貝剛

密かに(?)参加しているイベントは水曜日に始まって
本日土曜日で4日目、半分折り返した感じです。

実は今回のイベント、前面にはリビング関係のアイテムしか展開してはいけない。
という縛りがあり、アクセサリーをメインの商材としているベッ甲イソガイとしては
結構苦手、というかやったことないルールの中でのイベントとなりました。

普段のイベントと同じく1週間なのですが、実に半年程前から
とても気になるし、実際リビングアイテムも作らなくてはならず、
常時このイベントでの展開を考えながら過ごしていました。

単にその場に合わして飾るだけでは絶対に失敗するのが分かっているので
ルールに乗りつつ成果も得られるように準備してきました。

と、いう経緯もあったので、成果も出て来て正直とてもホッとしています。



写真のような(サンマに飛びつくネコのブックマーク)、変わったアイテムも評判が良く、
靴べらや茶杓、お菓子切り、耳かきなども良く売れて嬉しい限りです。

産学公で大学生とコラボして作った、べっ甲ランプも紹介できました。
30枚のプレートを惜し気もなく贅沢に使っていることに皆さん感動してくれています。
これも嬉しい事です。

もちろん、裏手ではしっかりとお得意のアクセサリーも並べており、
そちらも大好評で、ようやく変な緊張感からも解放されました。

明日も良い出会いがあると良いなあ。

かんざし 沢山出来ました。



記事担当:磯貝剛

ベッ甲イソガイでは
一年中いろいろな品物を製作し
一年中店舗で販売をしています。

日々お客様が気に入った品物を選んで行かれるので
ピアス、イヤリング、などのちいさなアクセサリーから
ネックレス、ペンダント、ブローチ、
かんざしや帯留めなどの和装小物など
あらゆるアイテムも網羅すべく一生懸命モノづくりしています。

そんな中でかんざしは春先と、秋口に
探してご来店するお客様が多いようです。

結婚式や、授賞式などのおめでたい場面が多いからでしょうか。

着物を着る機会にべっ甲のかんざしをお着け頂けているようで、
日本文化の面からも作り手としては大変うれしいことです。


今回、結婚式やお祝い事の席で人気のパールを付けたかんざしを多く作りました。
特に黒甲にパールをあしらったものは癖がないので合わせやすく
一本持っていると使う機会も多いそうです。


また、べっ甲の自然な色合いを生かした彫りのかんざしなどは
着物とのバランスをうまくイメージしてお選びいただいているようなので
かんざしも他に数種類持っている、かんざし上級の方だと推測されます。


また、白甲のかんざしに彫ったものなどは
作り手自身もほれぼれしてしまうのです。

プライスが付きましたので
明日土曜日から浅草、亀戸店に並びます。

べっ甲のかんざしお探しの方、お気軽にご来店してみてください。

フクロウの置物

記事担当 磯貝剛

他の作り手が作ったものに「ほー、良く作ったものだ」
と、感心する事は良くあること。

試行錯誤して丁寧に作られたものを見て、私も気合いが入ります。



今回縁あって写真のフクロウの置物を目にする機会がありました。
もちろん2匹ともべっ甲製です。

土台となる木型自体を作り手自身で削り出しているそうで
だいぶ数を製作しているんだろうな。と想像できます。

見ているうちに引き込まれてしまい、譲ってもらうことになりました。

そんな経緯もありフクロウ君たちは、しばらく浅草店におります。

当工房の製品とはひと味違うべっ甲の素材の使い方
作り手としては面白いと思いますし、勉強になります。

気になる方はご来店頂ければ会えますよ!




プロフィール

浅草・亀戸べっ甲職人の店「ベッ甲イソガイ」のオフィシャルブログです。

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