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思いつき


記事担当 磯貝剛

わたくし事でいうと来週から2週間の出張。
しばらく工房での作業はお預け状態が続きます。

なので、気持ち良く工房をあけられるように
途中になっていた作業は目処がつくところまで
片っ端から手際良く仕上げていきます。

ところが、追い討ちをかけるようにこういう出張前に決まって発症するのが
「あれも作りたい、これも作りたい病」。

今回も発症しました。

今回は運良くスムーズに途中だった作業は仕上がっており、
結構丁寧に思いつきのサンプルを作ることが出来ました。

この思いつきも、イメージが頭にあるうちにとりあえずサンプルまで
仕上げておかなくてはだいたい単なる思いつきで終わってしまうのです。

イメージ通り仕上がった「唐草模様のピアス」を見て
ほっとして出張に旅立てそうです。

イベント前のドキドキ

記事担当 磯貝剛



始まる前は政治の臭いのする嫌な雰囲気が立ち込めていたオリンピックも
選手の皆さんの超人的なパフォーマンスによりどんどん引き込まれていきました。

そんななか、昼間は粛々とイベントの為の製作と準備を進めて
荷造りがようやく整ってきました。



イベントでの荷物としては結構多くなってしまったので
もっと持って行きたいものもあるのですが、
現場で収拾がつかなくなる恐れが出てきたので
少し我慢しました。

うまく飾り付けできると良いなあと、あとは神頼みのような心境で
今日の夜の搬入を待ちます。



オリンピックの選手たちのように粛々と準備を進めてきた私たちにも
最高のパフォーマンスを発揮させてもらえないかしら?

そんな、はやる気持ちを亀戸天神社の梅が和らげてくれました。

イベント「quartetto」楽しみたいと思います。

気の向くがままに


記事担当 磯貝剛

2月末のイベント「quartetto」の為、ものづくり頑張っています!

今年のテーマ「quartetto」は、ベッ甲イソガイ 4人の作り手たち
それぞれが作り込んだ製品の数々。ということになるので

通常は「同じように」仕上がることを意識して完成させるところ、
よりべっ甲の色合いひとつひとつの個性を生かすように考えたり、
メインに付属するパーツも、しっくりいくまで作り込んでみたり。



シリーズもので数を粛々と作り揃えていく作業とはまた違った
ひとつひとつの品物を納得いくように、微調整して仕上げていく作業を日々行っています。

このような作業をあえてやってみると
べっ甲の素材自体にひとつひとつ個性があることを
再確認できるのも楽しいところです。



ベッ甲イソガイ4人の作り手が腕によりをかけて、ものづくり楽しんでます。

作ったべっ甲が、誰かのお気に入りになることを願いながら。。。

四重奏



記事担当 磯貝剛

ベッ甲イソガイには四人の作り手がいます。
師匠である父と弟子の3人の息子たち。

伝統工芸の世界ではよく言われる 後継者不足のなか
我ながらよくやってるなぁと感心してしまうところですが、
材料の輸出入禁止などの悪い条件も重なったべっ甲の業界でもありますので、
本当に兄弟が一緒の仕事をしていることは奇跡だなと思います。

そんな流れからたどり着いた 今年の展開としましては、
皆でモノ作りできていることに感謝を込めて
「quartetto」 カルテット=四重奏と銘打って展開します。

ベッ甲イソガイの四人の作り手が、それぞれに
お客様とのやりとりの中から数々の製品を作り込みしています。

ネックレスやピアス、ブローチなどのアクセサリーをはじめ
かんざしや帯留めなどの和装品を色々仕上がっています。

タイトルである「quartetto」=四重奏 に合わせて展示台も
LEDを仕込み自作してみました。

本格的な展開は春先の松屋銀座でのイベントからですが、
プレでギフトショーでも飾ってみようかと準備中です。
日にちなどはまたあらためてお知らせします。

「quartetto」 四人の作り手をどうぞよろしくお願いいたします。

今年もお世話になりました


記事担当 磯貝剛

今年も忙しい1年でした。

ベッ甲イソガイではシリーズ「b」の発表や
浅草店、亀戸店の忙しさは例年通り、たくさんのお客様に可愛がっていただきました。

ベッ甲イソガイの作り手それぞれも完成度が上がった品物で
互いに刺激を受けるようになりました。

それと共に業界では養殖の会社を立ち上げ、存続を望む若い作り手が
くっきりと見えるようになった年でもありました。

来年もきっと忙しい年になるなぁと、半分うんざりですが、
半分は楽しみに待つ心境の年末です。

12月限定で営業していた歌舞伎座店の撤収は今から。
私的にはここ数年の締めくくりなお仕事。

ものすごく忙しかったけど本当に楽しい1年でした。

今年もお世話になった皆様、温かいご対応頂いた皆様、
本当にありがとうございました。


写真は撤収後に一枚。

ひとつひとつ丁寧に。

記事担当:磯貝剛


「ひとつひとつ丁寧に」などとはよく使う言葉ですが
モノ作りの現場でもよく耳にします。

人に仕事を伝達するときに一言添えたりしますが、
それはほとんど自分に言い聞かせる暗示のようなものだなあと常々思ってます。

写真は以前からべっ甲の業界でよく作られているまさに定番的なネックレスなのですが、
この製品、最近になり急激に製作する工房が無くなっているようです。

理由の一つに、材料の減少に伴って大きな工房が縮小し、
細かなパーツを作る作り手がどんどんいなくなっているからだと思います。
パーツが細かい分とても手間がかかります。

作り手は自然、材料がない分一つの製品に手間をかけ、
量産から一点もののモノ作りに移行しています。

ベッ甲イソガイも多かれ少なかれそうせざるを得ないのですが
先日師匠が何の気まぐれか、
久しぶりに写真のネックレスのパーツを作っていました。

磨き上げたパーツは、バラっと私の作業台に置いてあったので
きっと「これを組み上げなさい」という暗示だなと察知し、組み上げてみました。

出来上がったネックレスを見て「良いじゃない。またこれ作ろうか。」と一言。

そりゃあ、シンプルですごくいいけど、、、、、、、、
誰が作るの?とブツブツつぶやきつつ製作の段取りをとり始める私。


今、一粒ずつ温めて、一粒ずつキュッとひねって切る所。
それから一粒ずつ磨き上げて、一粒ずつ組み上げていきます。

まあ、年末のこの忙しいときに
「ひとつひとつ丁寧に」を濃く意識出来る作業ができること、
すごく幸せに感じます。。。。


メガネホルダー ペンダント



記事担当 磯貝剛

機能的というか、そういう使い方もできるというような
捉え方をしていただけるとありがたい 新商品を近々店頭に並べます。

出だしは7種類を作ってみました。
親しみがわくようなポップなデザインの小さなペンダントです。

テッパンデザインのネコ、イヌにはじまり、
フクロウ、カメ、メガネ、マル、シカク。

程よいサイズに仕上がってますので普段使いしやすく、
さらに「機能的」?に、
「メガネをかけられる」デザインにしてみました。

お客様と接しながらモノ作りしていると結構言われることなので
常日頃から気にしていましたが、この度思いきって
「メガネホルダー ペンダント」なるものを提案してみます。

私も好きなモチーフばかりですのでリピートして作るような
愛される定番になってくれたら嬉しいなぁ。
と期待しているのです。


天然の色

記事担当 磯貝剛

今回のブログは、私が出張などで久々に工房で作業に戻った時に
師匠が嬉しそうに「出来はどうだ?」と自信満々で見せてきたかんざしについて書いてみます。

たまにはべっ甲のプロらしく、素材のお話しです。



べっ甲細工はタイマイという海ガメの甲羅から作られます。
主に「背甲」「腹甲」「爪」といった部位からなります。

「背甲」などにみられる独特のまだら模様に
ひとつひとつ個性があるのは皆さんご存知かと思いますが、
それと同じく「腹甲」にもやはり個性があるのです。

一般に「腹甲」は「あめ色」と呼ばれべっ甲の
高級な色合いと認識されています。

その昔、私のおじいさんが現役の作り手だった頃
「あめ色」の製品にも、色白なもの、濃い色のオレンジ甲など色合いを競って作っていたようです。

現在は素材がそれほど豊富にあるわけではないので
その色合いの違いを細かく要望されると少々作りにくいのが現状。

だからこのブログでべっ甲の色合いの違いを勉強しても
そんなに無理な色合いの注文はしないで下さいね。(笑)

実際現在のべっ甲業界では染めたものも作られたりしています。
それはそれで新鮮さがあって私も良いと思います。

そんななか、今回うちの師匠が作ったのは染めではなく、
天然の色合いにこだわった製品であるところがミソなのです。

濃い色の「あめ色」だけで重ねたものと、
薄い色の「あめ色」だけで重ねたものと、
こんなにも色の違いが出るものと私も再確認させてもらいました。



やっぱり天然の色はキレイです。

大江戸高校 べっ甲講師 退任



記事担当 磯貝剛

15年と少し前、
これから出来上がる都立高校で伝統工芸の授業を
行いたいと師匠の元へ相談に来た方々がいました。

工房で話し込む様子をはた目に見ていましたが
「他に無いもの」「しっかりした伝統に触れさせたい」
といった熱意がとても強かったことを覚えています

今まで師匠は人に教えるといえば文化センターなどで
大人相手でしたし、自分の弟子には理論よりも
実務を見せて教えるタイプ。
高校生相手に授業が出来るのか?弟子として
どうもしっくり受け入れにくいなあと感じていました。

ところが師匠は意外にも乗り気のようで
快諾していました。

その当時都立大江戸高校は新設されたばかりの初年度。

廊下も階段も工作室もピカピカ、そしてスタイリッシュ!

べっ甲の授業用に揃えた道具やプレス器、モーターなども全て
新調したものばかり。

当時としてはかなり珍しい、現役の作り手の授業で
単位が取得できるといった話題性のある行いでした。

頻繁にマスコミのカメラが入ったりしたものです。

そしてサポートについている美術課の先生の熱心さ、
生徒のやる気、師匠のやる気、そのどれもが初々しかったものです。

そんな日々からもう15年も経ってしまったんですね。
頭の中でちょっと計算してみるとビックリですが、
初年度教えていた生徒さんたちがもう30才になっているんですね。

それは師匠も私も年をとるものだ。

そしてつい先日、ひとつの区切りとして師匠は
その15年勤めた大江戸高校の講師を退任しました。

本当に伝統工芸 べっ甲に触れて良かったという生徒もいるし、
何かの経験のひとつになったんじゃないかなと思います。

弟子ながらべっ甲への理解のためにも、生徒さんたちの教育のためにも
師匠でなくてはならない教え方で体を張ってやっていたなあ。と思うところです。

お疲れ様でした。

蝋燭が燃え尽きる前

記事担当 磯貝剛

良いことか悪いことか微妙なことなのですが、
製作が乗りに乗ってくると疲れている感覚が
無くなるのです。

未だ夏休みを取っていないわたくしですが、
2日後の出張を前に体力が有り余っています。

そして我ながら、ものすごい段取りと手際の良さで
製作がはかどります。



こんな時にちらつくイメージが「蝋燭が燃え尽きる前」。

事実以前は調子が良いのでやれるだけ遅い時間まで
製作したりして、ようやくたどり着いたお休みの日に、
パタリ と休日を寝込んで過ごしたり、
ぎっくり腰になったり、、、、

もういい年のおじさんになってきましたので、
今までの経験からそれなりに用心はしています。

とはいえ製作がはかどるのはまたとない良い機会、
そこは段取り良く最速のスピードで仕上げていきます。

そして疲れを貯めない工夫を発見しました。

私の場合、疲れ=筋肉のコリ のようで、
多少無理した体もきっちりとしたストレッチやヨガなど
を行うと相当リセットされることに気がつきました。

欲張りなので「蝋燭が燃え尽きる前」の
素晴らしいチカラを上手く使わせてもらえるように
ヨガでもして、もうひと頑張りしたいと思います。



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浅草・亀戸べっ甲職人の店「ベッ甲イソガイ」のオフィシャルブログです。

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