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TOKYO職人展

記事担当:磯貝剛

芸術の秋だからでしょうか?

毎年秋は展示イベントへの参加が結構多いです。
その一弾としてお知らせさせていただくのが
「TOKYO職人展」です。

東京にはたくさんの職人が今でも存在し、
その中で伝統の技法を受け継ぎ、
現在の生活に潤いを与える様な
モノづくりをしています。

東京都の伝統工芸品として指定されているなかで
主に若手により組織されているのが
「東京都伝統工芸品産業団体青年会」。

その、東京で”ちゃん”とモノづくりをしている若者
が一堂に会して催されるイベントがコレなのです。



「TOKYO職人展」

■10月11日〜16日
■青山スクエア

詳しくは→TOKYO職人展オフィシャルページへ

べっ甲製 ボタン

記事担当:磯貝剛

作る仕事をしている方は
「ほしいものは自分で作るから得だね。」
と言われた経験は多いと思います。

確かに理論上、材料費くらい払って自分のモノを
作ることも可能なのですが、

実際は「自分のモノを作る暇があったら
一つでも製品を作らねば!」といった具合に
なかなかそうはいきません。

そういった意味で先般から、ご注文いただいて
作っていた「ボタン」は以前から自分が欲しくて
しょうがなかったアイテムです。

しかし実際作り始めると、
思いのほか良い材料でなければならなかったり、
ワンセットで12粒も必要だったり、
小さなくせに厚みが必要で手間のかかり
「合わせ」の作業に時間がかかったり、

というわけで今回も「ついでに自分のコート用に・・・・」
というわけにもいかず、お客さんの注文用に集中して作業をおこない・・・・


出来上がりました!

我ながら「良い色だなあ、欲しいなあ。」と思いつつ
お客さんに出来上がりの電話をするのでした。


したまちコメディ映画祭

記事担当:磯貝剛

今年で6回目となる浅草、上野など下町を
舞台にした映画祭。

どんなイベントだろう?と興味があったのですが
例年必ず所用があり、今回初めて体験となりました。

浅草公会堂や東京都美術館などで、主にコメディ映画の
上映やコンペが行われるイベントのようです。

我々は仕事中ですので上映作品を見に行くことは
かないませんが、公会堂をメイン会場としているので
開会の「レッドカーペット」が行われると知り
とりあえずそれを楽しみにしていました。

当日出勤してみるとあまりに「ちゃんとしたイベント」で
ある事に気が付き驚きました。

「レッドカーペット」がベッ甲イソガイのある
オレンジ通りに敷き詰められ、
黒いスーツを着たイベント会社の方々らが多数。
警備の警察の方や、役所の人たちが続々と
集合し準備を始めています。



さらにうれしい事に「レッドカーペット」の出発地点が
ベッ甲イソガイのやや手前から始まり、ゲストが
人力車から降りるとこのイベントの総合プロデューサー
であり進行役の「いとうせいこう」さんと共に、
まさにベッ甲イソガイの店舗前でご挨拶と記念撮影。

ふだんとここまで雰囲気が変われるのか!という
まさに「晴れ舞台」が目の前で展開され、
店番している事が楽しくて楽しくて仕方ありませんでした。

その昔・・・・
いとうせいこうさんが手がけた「未来日記」という
テレビ番組での企画に魅せられ、「すごい斬新な才能の人だな」
と一目を置いていたものです。

それだけに接客のすきを見て思わず、自分の店舗前で
展開される「晴れ舞台」にふらふらと近付きました。

いとうせいこうさんのすごい所は私の事をすぐに目にとめてくれて
「店先でご迷惑をおかけします。べっ甲屋さんの方ですね」と。

今年初めて体験できた「したまちコメディー映画祭」(のオープニングだけですが、、、)。


私が好意的な印象を持てた事は言うまでもないですね・・・・


contour chocolat



記事担当:磯貝剛

私が私物として愛用しているのは
写真奥のちょっと大きめのクロスです。

自画自賛みたいですが、ものすごく気入っていて
外出するときはほとんど身に着けるようになりました。

先般(8月の終わり頃)私が愛用のものより一回り
小ぶりのものが出来上がり、店舗でも早速評判の
いい商品の仲間入りを果たしました。

手仕事全般に言えることですが、
新しい商品を作るのにはとても時間がかかります。

contour chocolatをデビューさせた直後から
「ちょっと小さめ」のペンダントの構想を始めましたが
ものすごく急いでも、仕上がるまで約半年かかってしまいました。

そんな気長な製作の末出来上がったものだから
作り手としての思い入れはかなり濃いものがあります。

そしてこのたび contour chocolatシリーズの
最上クラスのシナモノが出来上がりました!!

べっ甲のあめ色、とても希少な「白甲」と
「金蒔絵」のラインどりを施したクロスのペンダントです。



私物と同じ形とデザインなのですが、色が違うとまた別物。
とても新鮮です。 

池波正太郎と私


記事担当:磯貝剛

池波ファンというと年齢層やや高め、
子供の頃には、興味のない「時代劇」。
テレビのチャンネルを変えている途中に
ちらっと見たことがある世界でした。

学生時代、教職課程でも「世界史」の
教員免許をとった私は、同じ社会科でも
どちらかといえば「日本史」は嫌いな部類。

主に日本の時代物を題材にした池波正太郎の
作品に興味が向くはずがなく、「おじいの読む本」
「おじいの見るドラマ」と気にもしていませんでした。

約十年ちょっと前だったと思います。
台東区の浅草の先に図書館が新設され、
その一階に「池波正太郎記念館」がおもいのほか
かっこよく併設されました。

そんなにすごい人なのか!
と食わず嫌いで触れたことがない世界に
ちょっと恥じつつ、興味がわきました。

「たぶん数ページ読んで放っぽってしまうだろう」
と思いつつ「鬼平犯科帳 1巻」を試しに読んでみると・・・

ものすごく臨場感のある文体に引き込まれ、
あっという間に一冊読み切ってしまった
事を思い出します。

確か何十巻まであるシリーズものでしたが
寝る前の楽しみに読み漁りました。

その後「剣客商売」「真田太平記」など・・・・

興味がなかった日本史も池波小説のおかげで
リアリティーを伴ってつながっていきました。

実は今週参加している松屋銀座のイベントのお隣が
「生誕90年 池波正太郎展」をやっているので
とても幸せです。


池波正太郎は
「おじいの読む小説」とバカにしないで!

是非おすすめしたい作家さんなのです。



松屋銀座 「和の趣み」市

今回はイベント参加のお知らせです。

世界に誇る商業地、銀座。

銀座中央通りの一等地、銀座の歴史とともに
丁寧な商売を展開している老舗デパート「銀座松屋」。

長年お付き合いのあるこのデパートからは
いつも新鮮な感性をいただいているので
今回の「和の趣み」市も楽しみに準備しています。

「和の趣み」市
■場所:松屋銀座 8階イベントスクエア
■9月4日(水)〜9日(月)


続・ムスメの弟子入り?

 記事担当:磯貝剛

 弟子入りと言っても、
要するに小学校の「夏休み自由研究」。

とはいえ親バカなりにベッ甲の製作に
付き添っていると、なかなか順序立った
製作工程が写っていました。

●まず下絵をスケッチします


●型を作ります(のちに同じ形を作ることが可能になります)


●型打ち(べっ甲の色合いと厚さを見抜いて型打ちします


●切り回し(型に沿って糸鋸で切ります)


●2枚のべっ甲をプレスして張り合わせ厚みを出します。


●糸鋸、やすり、小刀、耐水ペーパーなどを用い形造ります。
(今回一番時間を要したところです)


●磨き


●完成(堂々と「足の短いキリン」のブローチ)


もちろんとても時間はかかりましたが
慣れない道具を一生懸命使い、着実に完成まで
行きついたムスメを見て、

あらためて「モノづくり」の楽しさや
人に作り方を教える大変さにも
気が付ける良い出来事でした。





コーヒースプーン

記事担当:磯貝剛

普段ベッ甲イソガイでべっ甲を製作する品目は

ネックレス、ペンダント、ピアス、イヤリング、
ブローチ、かんざし、帯留め、メガネ、耳かき、根付、、、、、、、、、

ホントにいろいろ作りますが、基本には
使ってくれる方がいそうなアイテムを優先に
製作を行います。
要するに売れそうな製品ということですが・・・・

そういう意味では、他のべっ甲屋さんが
作っていないような製品というものは
マーケティングリサーチなるものがなされて
いないので、商売上あまり好んで作りたいとは
思わないものです。

そんなちょっと特殊な製品としては、
「“洗える”べっ甲のシュガーポット」や
「べっ甲×ケヤキの名刺入れ」、「べっ甲のSHOP SIGN」
・・・・

開発に“余分な情熱”をかけつつ製作、商品化まで
こぎつけたので、ベッ甲イソガイのイメージの
一翼を担う重要な製品に成長しました。

そんな延長線上にある製品が新しく出来上がりました。
「べっ甲のコーヒースプーン」です。

面白いもので、このコーヒースプーンが
出来上がった経緯はもう一つあります。

工芸仲間とともに「江東区伝統工芸会」なる会を
立ち上げ、コラボして活動しているのですが
昨年から「団体を象徴する作品」の作りこみを
共同で始めました。

そんなコラボのお題は「コーヒー箱」。
コーヒーにまつわる道具を個々の工芸の素材を
生かし作り上げてみよう。というものです。

私の個人的な製作興味の方向とかなり近い
テーマだったため「アッ」という間に完成しました。

きっと工芸会のメンバーも“余分な情熱”を燃焼させて
完成させたんだろうなあ・・・と思います。

そんなコーヒー道具を集めた展示を日本各地で
お披露目する予定はあるのですが、さしあたり
今月末福岡でデビューする予定。


「スーベニール東京」
■会場:福岡 岩田屋本店 新館6階=ステージ#6
■会期:8月28日(水)〜9月3日(火)

“余分な情熱”で完成した「コーヒー道具たち」。
福岡での集合が楽しみです。



ムスメの弟子入り?

記事担当:磯貝剛

私はべっ甲の作り手、
こういう作る仕事をしていると、
父がいて、そのまた父もべっ甲の作り手、
さらに遡ると・・・・

当然、私以降の流れはどうつながるのかな?
と思うことは多々あります。

現在、ベッ甲イソガイの中心はアラフォー3人兄弟。
みんな男です。

それぞれ得手不得手はありますが
根底はモノづくりが大好き。
不器用ながら皆楽しくモノづくりの仕事に携わっています。

そんな考えのスタンスの私に、夏休みに入り娘が
「べっ甲でキリンを作りたい!」と言ってきました。
夏休みの自由研究です。

娘は単に何か作って課題をこなすのに、
自分の家の稼業のべっ甲製品を作るのが
スムーズだったのでしょう。

しかし正直、「べっ甲作り」に興味を持って
くれたこと自体、ものすごくうれしかったのです。

「べっ甲職人=男」という変な先入観を持ちつつも
現在交流のある周りの作り手で女子がかなり存在し、
そのすべてが楽しそうに仕事をしています。

将来娘が何か仕事に就くとき、
「楽しい仕事をやっている!」
と言いながら働いていたらいいと思います。

単なる「夏休みの自由研究」ですが
変な期待が広がっています。


隅田川花火大会

記事担当:磯貝剛

パッと光ると
時間差で「ドーン!!」とおなかに響く破裂音。
夏の風物詩―花火。


暑かった日中の苦しさがある程、
夕方の涼しさと花火は胸に染み渡ります。

さらにビールとおつまみがあればいう事ないですね。

隅田川の花火大会は夏の先駆け的に
毎年夏休みに入るか入らないかの
早い時期に行われます。

今年は7月27日の土曜日。
「あっ!もう隅田川の花火か。」と気がつき
本格的な夏がきた事を認識しました。

ところが今回は私が覚えている限り
初となる、開始30分での中止でした。

私たちベッ甲イソガイの各店舗も工房も
下町にありますので、それぞれの場所で
花火を楽しむことが出来ます。

私は工房で作業をしている日だったので
工房の屋上から「スカイツリーと花火」を
ビール片手に楽しむ予定でいました。

ちなみに昨年開業した近代的なスカイツリー
と江戸から続く隅田川の花火を
対比して見られるポジションとして
ひそかに私のお気に入りの場所となりました。

昨今の癖で、
とりあえずブログやフェイスブック用に
まず写真を撮ろう!

という行動がたまたま功を奏し、
スマホで数枚の写真をとり終えると・・・・・



ものすごい突風が「ゴー!!!!っつ」と
それまでのごく普通の状態から、
いきなりの荒れ模様に
(上の写真は強雨前の最後の一枚・・・・)

使う間もなかった一眼のカメラを
即座に避難させ、
まだキンキンに冷えているビールの
出番もなく退却する事にしました。

その後10分程強風、強雨の中
花火師の意地を見せ頑張って
あげ続けていましたが・・・・

「今年の花火は中止となりました」
のお知らせが出てしまいました。

毎年花火を見ながら、
子供の時分からの隅田川の花火の時の
記憶を呼び起こすのが恒例でした。

そんな間もなく「中止!」

今年の花火、
数年後には良い記憶になっているのでしょうか?




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浅草・亀戸べっ甲職人の店「ベッ甲イソガイ」のオフィシャルブログです。

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