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隅田川花火大会

記事担当:磯貝剛

パッと光ると
時間差で「ドーン!!」とおなかに響く破裂音。
夏の風物詩―花火。


暑かった日中の苦しさがある程、
夕方の涼しさと花火は胸に染み渡ります。

さらにビールとおつまみがあればいう事ないですね。

隅田川の花火大会は夏の先駆け的に
毎年夏休みに入るか入らないかの
早い時期に行われます。

今年は7月27日の土曜日。
「あっ!もう隅田川の花火か。」と気がつき
本格的な夏がきた事を認識しました。

ところが今回は私が覚えている限り
初となる、開始30分での中止でした。

私たちベッ甲イソガイの各店舗も工房も
下町にありますので、それぞれの場所で
花火を楽しむことが出来ます。

私は工房で作業をしている日だったので
工房の屋上から「スカイツリーと花火」を
ビール片手に楽しむ予定でいました。

ちなみに昨年開業した近代的なスカイツリー
と江戸から続く隅田川の花火を
対比して見られるポジションとして
ひそかに私のお気に入りの場所となりました。

昨今の癖で、
とりあえずブログやフェイスブック用に
まず写真を撮ろう!

という行動がたまたま功を奏し、
スマホで数枚の写真をとり終えると・・・・・



ものすごい突風が「ゴー!!!!っつ」と
それまでのごく普通の状態から、
いきなりの荒れ模様に
(上の写真は強雨前の最後の一枚・・・・)

使う間もなかった一眼のカメラを
即座に避難させ、
まだキンキンに冷えているビールの
出番もなく退却する事にしました。

その後10分程強風、強雨の中
花火師の意地を見せ頑張って
あげ続けていましたが・・・・

「今年の花火は中止となりました」
のお知らせが出てしまいました。

毎年花火を見ながら、
子供の時分からの隅田川の花火の時の
記憶を呼び起こすのが恒例でした。

そんな間もなく「中止!」

今年の花火、
数年後には良い記憶になっているのでしょうか?



ベッ甲教室

記事担当:磯貝剛

7月21日、1年に一度あるかないか?の、
たまの【ベッ甲教室】が無事終了できました。 

ここ半年、TVや雑誌で、取り上げて頂き、
結構注目度が高い(のかな?)と思われる
「耳かき」を製作して頂きました。

 勢いで旬な品物を作ってもらおう!
と選びましたが、思いの外準備に
手間取りました。 

当日は入り口のところに「ベッ甲イソガイ」の
ロゴの入った照明を設置。
 


2時間の簡単講習とは思えない数の道具を
机の上に揃え、準備万端!

相当入念に支度がしてあったのですが、
「アウェーの洗礼」でしょうか?

耳かきの先を熱により曲げるための
ホットプレートが故障!?

「先っちょが曲がってない耳かき」では
様にならない!とかなり焦りました。

ホットプレートを叩いても直るハズもなく、
「熱湯しかない!」と思い立ち
給湯室と教室の間を何度も何度も、、、全力疾走。

考えられる「一番熱いお湯」をポットに詰め
教室に戻った時には、一流アスリート並の
良い汗が流れ出ていました。

これで「先っちょが曲がった耳かき」を
生徒さん達が持って帰れる!
と自分の努力を賛美しつつ、例の温度の
上がらんホットプレートを撤去し始めました。

ふと、試しに余分に使っていた延長コードを
外し、必要最小限の延長コードを
ホットプレートにつないでみたら、、、

「カチッ」っと作動中のランプが点灯、、、

あっけなくホットプレートの温度がしっかり上がって来ました。

無駄となった努力とアスリート並の汗には誰も気がつかず、
生徒さんたちはせっせっと作業に没頭。

程よく熱せられたホットプレートで
「先っちょ」は曲げられ、
耳かきは順調に仕上がりました。

皆さん自分で作った耳かきに満足し、
良い笑顔で帰路についていました。

たまの【ベッ甲教室】。
開催するこちらも色々勉強になりました。
「先っちょが曲がった耳かきになって良かったなぁ、、、」


ベッ甲イソガイの人気者

記事担当:磯貝剛

私の場合、思い付きで
「パッ」とひらめいたものが製品に!
ということはよくあるパターンで

「パッ」が来たら、
ものすごいスピードで
「試作品一号」を作り上げます。



写真の「しっぽフリフリシリーズ」の
ワンちゃんと、猫ちゃんは
私がべっ甲細工を初めて初期の時分、
「パッ」とひらめいた作品です。

以来ベッ甲イソガイのポップなイメージをけん引する、
無くてはならない人気者になりました。

「しっぽフリフリシリーズ」はその名の通り、
ワンちゃんと、猫ちゃんの尻尾をひと工夫して
軽やかに(?)揺れる細工を施したアクセサリー。

「しっぽフリフリ」を襟元に付けると
人目を引き、可愛らしさが際立つのも
人気の理由なのでしょう。

従来のべっ甲の製品ではほとんど見られない
と自画自賛していたものです。

当然このパターンで続編を!と考え試作をしましたが
「パッ」とひらめかないものに、力がないようで
「そこそこ良い」と自分で思うもの、
量産する熱意までには行かないので
「気が向いたら作る」という程度になってしまいました。

ここ数年
「assort」、
「contour」 、
「contour chocolat」
等のシリーズものに力を注いでいたため

ポップなイメージの製品の作り込みが
「お留守」になりがちでした。

しかしある日「パッ」はやってきて、
私のものすごく雑なラフスケッチで
ノートは埋め尽くされました。

今続々と試作品が出来上がり、
人気者続編に期待をかけ、
ワクワクが止まりません、、、、、、


定休日=臨時“開店”




記事担当:磯貝剛

ベッ甲イソガイの定休日は「水曜日」。
ですから我々スタッフに取って「水曜日」は貴重な休日、
通常のお仕事の人の「日曜日」に相当する日、
休む気満々の日なのです。

そんなベッ甲イソガイにとって年に数日、
「営業するか?貴重な休みを優先するか?」
判断を迫られる日が来るのです。

つい先日の定休日は「ほおずき市」の日でしたので
やはり究極の選択をする日でした。

例年「貴重な休みの日」を優先させてしまっている
営業的判断が軟弱なベッ甲イソガイスタッフですが
今年は「ほおずき市」=「4万6千日」の縁起の良さを優先し
重い腰を上げ思わず臨時“開店”してしまいました。

たまに定休日(水曜日)に営業してみると

妻に頼まれて買い物に来てくれたお父さんが来店してきて
「計画的に来るにもかかわらず定休日に来ている」
のを目撃したり、

浅草を探索していて「あっべっ甲屋発見!」
と入店していただいたり、

「ほおずき市の時」にベッ甲イソガイにも
毎年来店頂いているお客さんがちらほら、、、、

一日を終えベッ甲イソガイスタッフにも
「4万6千日」のご縁が訪れたようで、、、、
大変充実感のある臨時“開店”に終わる事が出来ました。

ありがとうございます。


シゴト場での「気晴らし」

記事担当:磯貝剛
 
じめじめした中にも時折、「夏」を思わせる日があり
今年は「暑さの手加減お願いしますよ・・・・」と
祈るような気持ちでいます。

そんな梅雨時、ちょっと滅入りそうになる気持ちを
皆さんどのように緩和していますか?

ベッ甲イソガイの工房では時折
「あまーい」いいにおいがすることがあります。
これがちょっとした気晴らしの正体なのですが・・・・

べっ甲屋の仕事場は素材に熱を加える作業が
あるので、何かと厚さ約2僂療竿弔鮠討ます。

通常熱を帯びたこの鉄板で素材を温め、平らにしたり
削りをしやすいよう柔らかく仕立てるのに使います。

●つねに温められている鉄板
●一生懸命仕事するとおなかがすく

これを合理的に利用して、ベッ甲イソガイでは
かなり頻繁に「焼き芋」をします。
(夏冬関係なく、しかも師匠直伝だったり・・・・)

ということでシゴト場でのちょっとした気晴らし
は「焼き芋」でしょうか?



厚手の鉄板で“ジワジワ”と熱が加わりとてもおいしいのです。

みなさんはどんなシゴト場での「気晴らし」をしていますか?



ほおずき市

 記事担当;磯貝剛

ブログで記すにあたって「ほおずき」に
対する記憶を手繰っていくと、、、、、、、

幼稚園の友達の“タナカ”のばあちゃんに見せて
もらった記憶が最も古いもののようです。

子供目線では
「すごく高級そうな和紙のようなものに包まれた、神々しいオレンジ色の玉」。

その玉を“タナカ”ん家で丁寧に取り出して遊んだ。なあ、、、
意味もなく、、、、、
と振り返ります。

下町育ちの私にとって「ほおずき」は
子供心くすぐる不思議な形をした植物である印象でした。

ところが実際「ほおずき」に夢中になるのは大人も同じで
毎年各地でほおずき市が開催されます。

夏の風物詩であるのはもちろんですが
大人を夢中にさせるのはどうやら違う理由
であることが最近分かりました。

観音様の功徳日と呼ばれる縁日の日にお参りすると
普段の日よりもご利益があるとされ、

7月10日の縁日の日はさらに!さらに!ご利益があり
「4万6千日」と呼ばれるようになりました。


要するに「ほおずき市」を訪れると
4万6千日分のご利益もいただけるというわけです。

今年も浅草寺の「ほおずき市」は7月9,10日。
皆さんもご利益にあやかってみては?

詳しくは→「浅草寺HP」をチェックしてみてください。


たまの「べっ甲教室」

記事担当:磯貝剛

世の中、趣味が多様化していますね。

聞いたことのないような民族楽器を奏でる教室、、、、
だれも見向きもしない様なマニアックなものを
お互い見せ合う怪しげな集い、、、、、
珍しい習い事をしている方が意外に近くにいたりします。

こういうレアな習い事を例に取って比較してみると
「べっ甲教室」はそれほど特殊ではない様に思えてくるのですが、

たま―にやってみると
「なかなか触れない素材だから楽しみにしてきました。」
といったありがたいお声を頂き、やはり特殊な方の習い事だと再確認できます。

教室業を生業としていないベッ甲イソガイに取っては、
正直「特殊なやる気を奮い起こして」教室の下ごしらえをするので
ちょっと頑張って行うイベントです。

今年も自治体や文化センターの方からの要望もあり、
重い腰を上げ?行う返事をしました。

今回べっ甲教室で作るのは「耳かき」。

先日のテレビ放送(フジTV ぶらぶらサタデー「有吉くんの正直散歩」)
以来またしても欠品するほど良く売れてくれた、人気の製品です!

頑張るついでに、例年より気合を入れて準備をしています。

「My耳かき 作り」ワークショップ

■7月21日(日)
■森下文化センター
■10時〜12時
■参加費:2,000円

申し込みは江東区森下文化センター
Tel 03−5600−8666

べっ甲の肌触りの良さを実感できるアイテムです。
興味ある方!ご参加お待ちしてますよー。


いざ、広島三越!

出不精ですが、楽しみな広島出張なので お知らせさせていただきます。 


 「やっぱりお江戸TOKYO物語」 

 ■広島三越 6&8階 
 ■6月23日まで 

お江戸から粋な工芸品が参上します。
お近くの方、是非お立ち寄り下さい。   

失敗?成功?

記事担当:磯貝剛

 お店で作業していると、お客さんから
「大変な作業ですね、失敗することはないんですか?」
と問われることがあります。

本心では「プロですから失敗はありません!」
と言い切りたいのですが

べっ甲細工の場合、天然の素材に隠された
「思わぬクセ」が出てきて
計算通りにならないことがあります。

計算通りの作業ができることを「成功」とするなら
べっ甲細工の場合、「失敗」することも時にはあるということです。

とはいえその「失敗」が何の製品にもならないで
捨ててしまうのか?
と言うとそうではなく、(べっ甲の素材が貴重になっているので
ベッ甲イソガイでは無駄にすることはほとんどない状態です。)

ほとんどの場合さらに大変な手間をかけ予定の通りのもの
を作ったり、違うものに作り替えたりします。

こういう薀蓄(うんちく)を踏まえると
一番「失敗」が多い製品は「指輪」でしょうか?

指輪作りは仕込みの段階から胃が痛くなるほどの緊張感があります。

というのも色合いと厚みをみて、せっせと素材を切り回し、
数枚でワンセットにしておきます。

水に漬けて生地をならす作業が約1〜2か月。
その後生地の削りこみを行い、
数枚の素材を熱をかけ圧着して土台を作ります。

指輪作りで最も緊張感を必要とするのが
以上の数カ月に渡る下拵えの末、
輪の一部も熱加工により圧着する作業。

くどいようですがべっ甲は
「水」と「熱」と「圧力」を巧みに使い、甲羅同士を
接合するのが加工の最大の特徴です。

指輪も輪っかにするため、ぐるっと曲げたべっ甲の
一か所を圧着により接合するのですが、

あまりに接合面が小さいので
少しの甲羅の硬さ、柔らかさ、
少しの温度の差、少しの圧力の差で
くっつかなかったり、つぶれてしまったりします。

もちろん、そういった失敗が起こらないように
データを見返しつつ作業するのですが、
数値化できない天然素材の難しさがあり、
本当に集中していないとこの小さな接合面を
うまくくっつけることができないのです。

数か月かかって下ごしらえした指輪が
うまく輪っかに接合できなかった場合の「失敗」の心境は、
本当に言葉にできないほどの悲壮感でいっぱいになります。

っと、、、、、現在この作業真っ只中で記事を書いているので
少々薀蓄が多いようで申し訳ありませんが

ようやく「失敗」を潜り抜け、完成が近づいた指輪!
愛おしくてたまりません。



そしてその裏にある輪っかにできなかった「失敗」のモノは・・・・

C型のイヤリングとして生まれ変わる予定です。


初夏の池

記事担当:磯貝剛

季節が温かくなると亀戸天神を訪れた方の口から
「天神様では亀を池に放流しているのですか?」
といった疑問が放たれます。

それもそのはず、寒い季節は冬眠のため
一匹も拝めない亀が、春先からすこしずつ登場し、
初夏のこの季節ともなると・・・・・・・

写真のように、岩という岩に亀がひしめきます。

「親亀の上に子亀が乗って♪♪」などと字面でいうと
ほのぼのいい光景ですが

多すぎる亀さんたちは岩の奪い合い、餌の奪い合い
以外に生存競争が激しいようでちょっとグロテスクです。

とはいえそのかわいらしい姿は、地元ながらいつ見ても癒されます。

さらにここのところ池には「鷺」も仲間入り。

亀と違ってこちらはあまり見たことがないので
ちょっと観察してみました。
(以下、磯貝剛facebookでも書いた文章です)

  〜 〜 〜

!! 何気なく亀戸天神を散歩していたら「鷺」を発見。
「そーっと」近寄って暫く観察していたら、何故か鷺も動きが「そーっと」。

っと思ってたら一転、鉄砲の玉のような速さ!

食い入るように何度かその動きを見ていたら口元には小魚。

けっこう頻繁に小魚をハント出来ているのに感心。

と、こんな発見のせいで小一時間も亀戸天神の池の上で観察してます、、、

  〜 〜 〜



・・・・と,さらに、
亀や鷺を見ていると何気なくお隣の人と会話が始まったり・・・・・

こんな調子で天神様の池には「生き物」がたくさん集まってくる時期なのです。 



プロフィール

浅草・亀戸べっ甲職人の店「ベッ甲イソガイ」のオフィシャルブログです。

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