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鷽替神事

※天神様のイベントに合わせ、今回少し早目のアップにしました。
記事担当 磯貝剛

皆さん、鷽替神事(うそかえしんじ)を知っていますか?

鷽替神事とは、文政三年(1820)初めて行われてから
今に続く、亀戸天神社第一の特殊神事です。

幸運を招く鳥と信仰される鷽鳥、
この鷽をノミ、ナイフ、ノコギリで彫り象徴的に
彩色した一刀彫の縁起物が名物なのです。



亀戸天神社では一年に一度木彫りの鷽鳥を売り出します。
「去年の凶事をウソに取り替える」
という元を担ぎ、たくさんの人々が来ます。

人々は、行きはまっしぐらに「鷽売場」?に向かい、
帰りはお目当ての「鷽」を手にほっとした表情です。

縁起物を手にできて、心にゆとりがあるためか
ベッ甲イソガイの店舗に入ってくださる方々も
丁寧に商品を見てくれます。



今年も1月24、25日、
亀戸天神は「鷽」の縁起を求める人びとで賑わいます。

私は見るたびに鷽鳥のとぼけた表情に癒されます。


産―学―公

 記事担当:磯貝剛

ここ数年、「江東区 伝統工芸 リ・デザイン」という事業に参加しています。
詰まるところの「産・学・公」の連携事業。

ベッ甲イソガイでもかつてプロのデザイナーとコラボしたことがあります。
その時感じたことですが、作り手のこちらも日々やはりデザインはします。
デザイナーから見せられたデザインが一度も作ったことのないようなもの
であることは経験上ほとんどないです。

ましてデザインがイコール売上に直結するなんてことは相当難しい
ことだというところまでは学習できています。

一般的に、デザインの分野で活躍を夢見る学生とのコラボ
ということはイメージが良いようです。

しかしプロのデザイナーとでもバランスをとることが難しい中、
学生とのコラボというものは初めから無理なことのように思います。

何を持って成功というのかわかりませんが、私の中では
「作ったものがイメージ通りの方に使ってもらえること」が
製品を作った「成功」なので、今回の産学公の事業も本当の
成功はかなりハードルの高いものだと思います。

上記の文章を読むと
「それが分かっていて、じゃあなんで学生とコラボするの?」
と思ったことでしょう。

作り手も時には通常作らないものを作ってみたくなるもので、
もしかしたら今まで作ったことのないものが出来るかも?
というわずかな可能性に賭けてみたくなるのです。

そんなこんなを考えた挙句、
今年度の「産学公」のプロジェクトの製品は完成し、
パンフレット用の写真撮りを先週することができました。



今回の製品は2月6・7・8日に東京ビックサイトで開催される
「Gift Show」で発表しますので、今回のブログでは製品の写真は
アップしませんが、「Gift Show」の後、製作の苦難の道の話
とともにご覧いただきたいと思います。

何ができたか?お楽しみに・・・・


正月恒例、浅草歌舞伎

 記事担当:磯貝剛


日本人には着物が似合う。

そんな事をつくづく感じさせてくれるのが
正月恒例、浅草歌舞伎を見に来た方々の
自然な着物の着こなし。

私の拙い行動半径で行くと「成人式」や「卒業式」
以外ではあまりお目にかかることのない女性の着物姿。
浅草で店を始めて以来、正月のちょっとした楽しみでもあります。

着ることの大変さや、動きにくさはきっとあるのでしょうが
その人その人の好みがわかる「柄」や「色」。
見ているこちらの心も華やぎます。

もちろん浅草には通常から着物で散歩される方が
いらっしゃるのですが歌舞伎を見る前だったり、
後だったりすると自然と皆さん笑顔になっています。

ベッ甲イソガイについでで入ってきた方も店内を
明るい雰囲気にしてくれるのです。

今年の目玉は市川海老蔵さん。

「急きょ休めたので、海老蔵を見たくて当日券を買った。」というお姉さん。
「昔の歌舞伎と違う」と酷評のおばあちゃん。、
強い個性に皆さんの期待も大きいようです。

もう浅草の正月の風物詩となった歌舞伎。
1月27日までです。


人々の列


皆さま、
新年あけましておめでとうございます。

新しい年を迎え、ゆっくり正月を満喫した方、
家族サービスをした方、仕事をしていた方・・・・・
さまざまな過ごし方をしたでしょう。

ベッ甲イソガイのメンバーと言えば、
浅草店も亀戸店も例年通り、
年明け早々の1月1日から初売りでした。

(※写真は行列前の静かな時間帯です)

亀戸店は正月恒例の風景となった「参拝の行列」。

三が日のお昼ごろから天神様の庭が、
人・人・人で飽和状態になり
危険防止のため、池にかかる太鼓橋の手前で
入場制限をするのです。

その列の長さは参道はおろか、蔵前橋通りを
亀戸駅方面の結構な距離になるのです。

当然、参道入り口にあるベッ甲イソガイ亀戸店
前は人の列で皆さん身動きがとれません。

店内からは「人々の列」を。
人々の列からはベッ甲イソガイの「店内」を。
ちょっとしたみらめっこみたいな状態。

きっと店内の光景は「水族館の水槽」みたいに
見えてるんだろうな。そんなことを考えてしまいます。

亀戸天神のお正月の雰囲気はかなり長く、
1月25日の「うそかえ神事」のあたりまで
おめでたい雰囲気が続きます。

来たことある方も、無い方も天神様のご利益
をあやかりに来ては?

その時はベッ甲イソガイにもぜひお立ち寄りください。


今年もありがとうございました!

 記事担当:磯貝剛

ベッ甲イソガイでの今年を振り返ってみると
やはり東京スカイツリー開業と同じ日に
リニューアルしたことでしょうか?

同時に「ベッ甲イソガイ リニューアルオープン展」も
浅草・亀戸の各店舗で開催することができました。

このリニューアル。
「鼈甲磯貝」から「ベッ甲イソガイ」と
・カタカナ主体の表記の変更。
・ロゴの変更。

ロゴ変更に伴う
・暖簾の変更
・ステッカーの変更
・名刺の変更・・・・

他、色々な変更をすることになりました。

こうした「外」に対して変更することは
「新しくなったね。」「可愛いロゴだね」「名刺が変わったね」
など良い印象を与えることができもちろん良かったことです。

リニューアルから約半年が立ったこの年の瀬。

もうひとつ、そして、いちばん期待していた変化がじわじわと
効果が表れてきているような気がします。

それは見た目ではほとんどわからない「内」側の変更。

まだ拙いですが、少しずつ「ベッ甲イソガイ」のチーム力
がでてきているような気がします。

この低迷の続く世界で、ほんの少しでも
「良いな」と思ってもらえるべっ甲の製品を作るためには
まず、作り手みんなが楽しくチームで行かねば!と思います。

今年ももう少しで幕を閉じますが皆さんどのような年だったでしょう?

そして、来年も楽しいことを見つけながら日々生活出来たら・・・・
と期待します。

では良いお年を!!!


研修旅行2

記事担当:磯貝剛

バスは東名をひた走り1時間足らずで富士山が見えてきました。
今年はこの時期としてはちょっと多めの雪化粧らしく
真っ青な空との色の差が、より美しい稜線を際立たせていました。

まずは安藤広重美術館。

今回の研修旅行には版画の職人は参加していないけれど、
実演などではよくご一緒するので、皆「にわか版画職人」目線で、

「刷り師が多くても、版木を彫る彫り師が少なくなっていけねえ。」とか
「枚数多くするとしても、版木を長持ちさせるためにいっぺん
に刷ることはねえんだ。」とか
見学人自らの解説付きなのも楽しいところです。

昼食は桜エビが名産と聞いていたので
メニューは
「桜エビの佃煮」「生の桜エビ」「ゆでた桜エビ」「桜エビのかき揚げ」
「桜エビのしゅうまい」・・・・と「桜エビ三昧」に舌鼓を打ちました。


その後、駿河の工芸を見たり、ホビーセンターなどに立ち寄りました。

盛り沢山の研修を終え、夕方バスは今夜のお宿へ・・・

旅行前頂いたパンフレットは
「駿河湾から富士山を望む絶景の宿!」をうたった作り。

若手職人連中では「大体パンフレットって誇張してんだよね」
などと言っていました。

ホテルの玄関前に止まりロビー前からの景色に
思わず先ほどの戯言を謝りたいほどの絶景!

この宿は駿河湾を望む断崖絶壁に立っていて
海岸線の程よいカーブの先には日本一の富士山が見えます。
あまりの絶景に自然とカメラのシャッターを切ってしまいます。

そして富士を見ての感動のひとっ風呂あとはお楽しみの夕食!

おなかぺこぺこで宴会場に着席。
ここでも駿河の名産「桜エビ」「桜エビ」「桜エビ」・・・・
今日はずいぶん「桜エビ」を頂きました。

翌日は久能山のロープウェイに乗り東照宮へ
雰囲気はやはり日光東照宮と似ていて重厚な色遣いが
とてもカッコいいです。また、山肌に建てられているため
とても階段が多いのも印象的な神社です。

正直この階段「お年寄りには厳しいなあ」
という印象のところですが、

80才になる最年長、某たんす職人はビデオカメラ片手に
実況しつつ最上部の徳川家康のお墓までズンズン上がっ
て行きました・・・・とても元気です。

その後昼食は当然「桜エビ」三昧!
この旅行で何匹の「桜エビ」を食べたのかが気になりつつ帰路へ。

駿河の工芸、仲間との交流、日本一の富士山、生涯現役の気骨。
そして「桜エビ」と盛り沢山な研修旅行でした。


年末・年明け営業のお知らせ

 ベッ甲イソガイ 浅草店 亀戸店の

【年末休み】は
12月26日(水)〜30日(日)とさせていただきます。

【年明け】は
1月1日、から営業いたしますのでぜひお越しください。
浅草店 10:00〜19:00
亀戸店 10:00〜18:00

※なお1月2日の第一水曜日も臨時営業いたしますのでよろしくお願いいたします。

web shop メガネの取り扱い開始


ベッ甲イソガイ web shop
でも【メガネ】の取り扱い開始します。

是非、ご覧ください。
また、お気軽にお問い合わせください。

 

研修旅行1

 記事担当:磯貝剛


先日、富士山を見る機会がありました。
久しぶりに見る美しいその景色は、
あらためて「日本」というものを感じさせてくれました。

正直、行く前はちょっと気遅れ気味でした。

というのは
「東京都伝統工芸品産業団体連絡協議会 秋の研修旅行」
というちょっと長めの名称からも感じ取れるように
東京の伝統工芸を担う方々が集う研修旅行だったからです。

大先輩の方々のなかでどうふるまうか?
想像しただけでも気が重い・・・・
その反面お世話になっていて声をかけて頂いて・・・・・

グジグジ考えた揚句、とりあえず「出席」に○をして返信しました。

結果から言いますと「参加して良かったー」の一言に尽きます。

朝8時、浅草に集合した一行、
上は80歳の元気なたんす屋さん、下は38歳の私まで
大型バスに乗り込みました。

生涯現役!
という言葉は職人の世界では普通に受け入れられるもので

バスに乗り込んだ一行の最年長。
80歳の某たんす職人の大先輩は揺れるバスをモノともせず
「男前の職人衆がバスに乗り込みました!」
とナレーションを入れつつビデオカメラを片手に
一人一人撮影を始めました。

また、この研修旅行の発起人は、東京で知らぬ人はいない某すだれ職人。
このメンバーの中3番目の年長者ですが
「不景気の中でこそ元気に行動しようぜ!」と
若者以上の元気さと行動力・・・・・


・・・・もったいぶるわけではないのですが、
   珍道中は来週アップします。


浅草 この時期のお楽しみ

 記事担当:磯貝剛

寒くなるこの時期、毎年楽しみにしているイベントがあります。

ベッ甲イソガイの浅草のお店、営業時間は夜の7時まで、
夏の時分シャッターを閉める時間でもまだ明るいものですが
寒くなると日に日に日が短くなり、この時期5時過ぎから
「あっ」という間に暗くなってしまいます。

浅草店のあるオレンジ通りは日中、人通りのある賑やかな通りです。

それが日が暮れて、明るい店内から表を見渡すと、
向かい側の店舗の明かりが煌々と灯り、
それとは対照的に歩いている人々が
「シルエット」になり見えなくなります。

明と暗。
その落差にどことなく寂しさを感じるものです。

上のウンチクから予想できる方もいるかとは思います。
私の楽しみにしているイベントとはオレンジ通りの
「イルミネーション」です!



もちろん、表参道のイルミネーションや、スカイツリー
のイルミネーションとは比べる規模ではないのですが、

「シルエット」しか見えなかった、歩いている人々が、
通りのイルミネーションを見てうれしそうに微笑んでいるのです。

「あー、この通りイルミネーションやってるんだ。」とか
「キレイ〜」という声を聞くとやはりうれしいものです。

賛否はもちろんあります。

でもこのイルミネーションを見て人々の気持ちが和んでいる。

通りの方々、なかなかやるじゃん!と
声に出さず、ひそかに感謝している私です。



プロフィール

浅草・亀戸べっ甲職人の店「ベッ甲イソガイ」のオフィシャルブログです。

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