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出張先で思うこと

記事担当 磯貝剛


私ほ只今 出張中です。

あと1日でイベントも終わりなのでちょっと
ホッとしてブログを書いてます。

今回の出張でも自分で惚れ惚れする仕上がりの出来映えの品物の人気が高く
処変われど、お客さんの見る目はしっかりしてるなぁ。
と思い知らされます。

ゲンキンなもので、売れてしまうと
「あー、もっといっぱい作っとけば良かった!」
とちょっとした欲が出てしまうところですが
いやいや、また丁寧にもの作りをしましょうと
自分に言い聞かせたりします。

とにかく帰ったらまた惚れ惚れする製造を作りたいなあと、
自分の作業台が恋しくなっている出張先の夜なのです。

江戸のバリュー



記事担当 磯貝剛

たまに関西に出張で来ることがあるのですが
「江戸」のくくりでデパートに出展するのは初めて。

関西から見た江戸 東京のイメージを垣間見る
良い機会を頂きました。

ひととき前まではベッ甲イソガイも職人展で都内、
そして出張していたのですが、江戸を括りにした
イベントの流行りの陰りもあってここ数年やや遠ざかっています。

そんな中、大阪の阪急さんが「江戸」を強く打ち出した
イベントをやりたい!参加してください!とのお声かけ。

場所は大阪の文化の交差点のような 阪急 祝祭広場というスペースです。



ベッ甲イソガイの商品を見る大阪の方々の反応も
興味津々でとてもやりがいがありました。

正直「江戸」のバリューも捨てたもんじゃないな!

外から東京を見るのも大切だな、と考えさせられたイベントでした。



それと、仕事終わりの一杯も格別なものでした。

また、呼んで欲しいなあ。
と思った経験です。

お誂え承ります

記事担当:磯貝剛

「お誂え承ります。」

そんなフレーズに憧れて日々研究するのが
もはや趣味のようになった、ものづくり生活をしている私ですが。

やったことのないお題を頂くと
妙に嬉しくなる習性があります。

普段は工房勤務の私ですから、たまにになるのですが、
店舗の当番の時、そんな有難いお題を頂けることがあります。



そしてこの、まさに完成されたプラチナのブローチ。

これをバラバラに分解する!?
これだけ完成されたものに、少々尻込みしました。

祖母の形見だといいますが、デザインがしっくりいかないと、
ご相談頂きました。

青いオパールを生かしたデザイン、
もっと大きく存在感のあるもの、
スッキリとした直線的なデザイン、
などなどのお題を頂きデザインの案を考え始めました。

が、しばらくして、デザインの提案しようかと、
図面を描き出した頃、お客様のイメージが固まったようで、
1枚のファックスが届きました。

やはり好みは自分自身が一番分かる。
それを素直にぶつけてきてくれました。


それにしてもここまでイメージを図にできるお客様も結構珍しい。
作り手としてのスイッチが入りました。

試行錯誤数ヵ月をかけて、ようやく完成!


今日お客様に納めることができました。

ブローチを鏡に映し込み、大変気にいったご様子に
私もホッとしました。

お誂え承ります!!


べっ甲はキズ取りの仕事?

記事担当:磯貝剛

普段は工房で作業している私ですが、
店舗で作業することもあります。

店舗には店長の代理で入ることが多いので
各店長が気を利かせて、きれいに整っている
作業台を使うことがたまにあります。

店舗に入る時もかなりの作業を持っていっているので
お客さんが入っていない時は、黙々と作業できます。

そんな店舗で作業しているときに
ふと思ったことを書きたくなりました。



べっ甲の商品を説明するときに甲羅を見せながら
「この深いキズを、ヤスリや小刀などの道具で削りをし、
磨きこんでべっ甲は仕上がります。甲羅の半分近くは
削ってしまいます。」とよく言っているのですが、

ネックレス「b」のパーツ25本分を
小刀での削りをしていたところ、
結構な量を削っていることを再確認できました。



現在べっ甲の場合素材自体が高価ですし、量的にも貴重に
なっていますので、できる限り適した厚みの素材を選び、
極力、削る量が少なくて済むようにしています。

それでもきれいに仕上げるためにはすべてのキズを取らなくてはならず
素材の半分ほどは削ってしまうことになるのです。

もちろんグラインダーなどモーターを使った作業も
行いますが、手作業による小刀がけは、研磨の前には
必ずと言っていいほど行います。


店長が綺麗に整えてくれた作業台だからこそ、
その日の作業量がまざまざと確認できます。

あらためて削ったくずを見て
「確かにべっ甲はキズ取りの仕事だ」
しかも「手でよく削るよ」と、自虐的に振り返りつつも
そんな手仕事(マニュファクチャー)をさせて頂ける事が
ラッキーだなあと、

仕事を始めたときは小刀を持つ手にマメが出来たり、
手が疲れて、30分すら作業できなかったり
そんなことを思い出すほど自分もおじさんになったんだなあと。。。。。

自分が作った製品も多々並んでいる店舗で
そんなことをしみじみと思うある日の出来事なのでした。


煎茶のお道具


記事担当 磯貝剛

作り手仲間と共同展示&イベントを開催中です。

「初夏の煎茶を楽しむ」
■三越銀座店 7階ジャパンエディション
■5月30日まで

ベッ甲イソガイからは「仙媒」という茶葉を急須に入れ込む
お道具を製作してみました。


何気なく作りはじめましたが、驚くほどの大きさの素材を
使いました。

作り手仲間もそれぞれ、気合いの入った作品を
作ってきました。

お気軽にお立ち寄り下さい。

石の上にも3年



記事担当 磯貝剛

秋田杉から作られた「ビアマグ」。

木の軽さと優しい持ち心地、無駄のない美しいカタチ。
このカタチにたどり着くまでどのくらいの経験や研究をしたのだろう?

この「曲げわっぱ」の作り手と大阪のデパートのイベントで偶然の再会しました。

うちの師匠と同じ年代の大先輩です

うれしい事に若輩モノの私をさしで飲みに誘って頂き、
それはもう作り手話に花が咲きました。

異業種ながらモノ作りをしている同士、根底の部分では全く同種の生き物。

最近、ボヤっと頭に残っていた考えが鮮明にまとまりました。



何事にもその意味とか、やりがいがあるものですが、
言葉で説明するのは不可能なこと。

初めのうちはなにもわからず集中して打ち込めたら幸せだと思います。

思い起こすと仕事を始めたとき愚痴を言うと、母親に
「石の上にも3年」と諌められたものです。

なるほど、3年もすると作業で座っているのも苦にならず、
作り手の基本が身に着いたようです。

また、接客が苦手で苦手で、ストレス、
ちょっとしたノイローゼ気味になったことも(笑)。

それでも知らぬうちに3年は経ち、逆に接客の楽しさや
モノ作りのヒントを頂けることも自然と理解できました。

お店を開店させたり、
作り手の会に所属したり、
テーマを持ったモノ作りを始めたり、

全てのことはあっという間に3年が経ち、
初めは意味がわからず必死で続けた事が自分の能力となって、
自分を支えてくれるようになっている。

ことにモノ作りは、師匠からは「10年しないと一人前と言えない」
と、3年どころではないお言葉。

それもやってみると納得。


「曲げわっぱ」の大先輩と飲んでいて、まさに「石の上にも、うん十年」、
しかも未だに石の上にも居続けているのが見えます。

今年作り手として20年になりますが、毎日学ぶことだらけで
「これは10年どころではなく一生だな」と覚悟しています。

作り手としては石の上にも居続け、打ち込めることはやっぱり幸せだなぁ
と確認できる大先輩との飲み会でした。

しかも「若い仲間が出来た!」とあの素敵なビアマグをプレゼントして頂き、、、、、、

美味しい酒になりました。

「石の上にも3年」。

途中で辞めてたら相手にもされなかったんだろな。

ご要望にお応えします。

記事担当 磯貝剛



一見、只のブレスレットなのですが
通常作るサイズより一回り大きく作った一点もの。



竹節に特徴がある茶杓ですが、まだらな茨布のものはお客様のもの、
白甲の茶杓を今回ご注文頂きました。



そして以前ループタイでご注文頂いたお客様から
続編で蝶ネクタイのカフスボタン。


お客様の要望で、まさに一点物をもの作りする事は
作り手としてはとてもやりがいのあるお仕事。

どれも磨き上げ、完成する頃には我が子のような愛着が芽生えました。

あとは出来上がりの連絡をするのみ、
お客様喜んでくれるかなぁ

受け継がれる 匠の技

記事担当 磯貝剛


「受け継がれる 匠の技」

無形文化財実演公開事業として行われます。

分かりやすく言いますと
無形文化財の師匠とその弟子による実演です。

私は20年目 のおじさん弟子ですが、
フレッシュな若いお弟子さんも実演します。

江東区の伝統工芸のこれからを垣間見られるイベント
なので私も楽しみです。

「受け継がれる 匠の技」
■亀戸梅屋敷にて
■3月11日(土)12日(日) 10〜17時

入場無料 お気軽にお立ち寄り下さい。

ひとまずのお礼



1週間の松屋さんでのイベントの片付けから帰って来て
ホッと一息ついているところですが

まずはイベントにいらしていただいた方々、
関わって頂いた方々、温かく見守ってくれた方々、

そしていつもおおらかに、作り手がやりたい展開を認めて
最高の場所を提供してくれている松屋 美術の方々。

本当に感謝!!です。

広い世の中からすると、何処かの道端に、
一輪の花が咲いた程度の小さな出来事かもしれませんが、

ベッ甲イソガイにとってひとつのシリーズのデビューは
本当に大仕事でありまして、無事イベントが終わり

とにかく今、とてもホッとしております。

いつの日か色んな道端に咲く花のようになったらなぁ。
とイメージしてしまいます。

イベント前の作業


 

記事担当 磯貝剛

 

来週いよいよ新シリーズ「b」のデビューイベントを

銀座松屋で開催します。

 

という事で準備にバタバタな日々なのです。

 

イベントでは商品のバリエーションという点で言うと

「b」だけ展示するというわけにもいきませんので

「b」のみならず他にも品物もたくさん作っています。

 

特に「あと1週間」まで迫ったこの時期になると、

「もうひと手間」加えると完成する品物を

どうしても仕上げたい衝動に駆られます。

 

イベント前になるとあわてて「あれも」「これも」と、

片っ端から一生懸命仕上げるのが習慣のようになって

しまっています。

 

そんな、「もうひと手間」で完成する品物の中に

「sketch」という個人的に気にいっているシリーズがあります。

 

かなりの個数を仕込んみつつ、よりによって

すべてが「もうひと手間」加えなければ

完成しない状態です。

 

「むむ、時間がない!」と焦りつつも作り手の習性で

「次に同じものを作るときにはこうしたい」と

思っていた作業を思い出し、頭から離れません。

 

それは、「sketch」の動物たちの「目」なのですが

以前はオニキスを埋め込んで仕上げていました。

 

販売していると「目もべっ甲でできているのですか?」

 と言われることが結構あったので少々試作をしていました。

 

やってみると従来よりも手間がかかるし、

見た目的にはオニキスとあまり変わらない。

 

でも、べっ甲はべっ甲。

 

べっ甲の作り手としてはやはり魅力を感じてしまいます。

 

こんな作業もあり「もうひと手間」が「もうふた手間」に

なり、イベント前の忙しさに拍車がかかったりするのですが、

こんな時ほど自分の納得するものが出来上がったりするのです。

 

もちろん「b」、「sketch」以外にも「もうひと手間」加えて

どんどん新鮮な品物が仕上がっています。

 

イベントまでもうすぐ!

 

 

「b」ビィ

■3月1日(水)〜7日(火)

   10:00〜20:00 ※最終日19:00

■松屋銀座 7階和の座ステージ

 

頑張って完成させなきゃ!

お気軽にお立ち寄りください。



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浅草・亀戸べっ甲職人の店「ベッ甲イソガイ」のオフィシャルブログです。

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